移動手段の1つとして考えられていたEV(電気自動車,以下EV)を、家庭で使う「走る蓄電池」として活用する……そんなV2Hの可能性を拓いたメーカーをご存じでしょうか。そのメーカーがニチコンです。ここでは、V2H機器を市場導入したパイオニア、ニチコンの「EVパワー・ステーション」について紹介します。
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「走る蓄電池」が日常生活の電源に
ニチコンは、EVと家庭をつなぐV2Hシステムを開発・市場導入した業界のリーディングカンパニー。
EVパワー・ステーションならEVへの充電だけでなく、EVから家庭への給電が可能。さらに系統連系により、EVから給電しながら、不足分は電力会社の電力も使用することができるので、EVに蓄えた電力をムダなく活用できます。
停電時には、EVに蓄えた電気を家庭に給電。スタンダードモデルなら安心の3kVA出力、プレミアムモデルなら余裕の6kVA出力で、200Vのエアコンも稼働出来ます。EVの大容量蓄電池があれば、長時間の給電も可能です。
製品情報
停電時でも6kVAの高出力の電化製品を使用できたり、スマートフォンで充放電のスタート時間などを遠隔で設定※1できたりと、さらなる高い性能が追加された高スペックの製品も用意しています。
仕様
※画像は VCG-666CN7 です。
※1プレミアムモデルのみ。wifi接続されている環境下のみとなります。
型番 | VCG-663CN3 (スタンダードモデル) |
VCG-666CN7 (プレミアムモデル) |
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外形寸法 | w809xH855xD337mm(突起部含まず) | |
本体質量 | 約88kg(3.7mケーブル) | 約91kg(7.5mケーブル) |
系統側入力 | 単相3線式、AC100/200V | |
充電部出力電力 | 6kW未満 | |
放電部出力電力 | 系統連系時6kW JET取得予定 自立出力時3kVA |
系統連系時6kW JET取得予定 自立出力時6kVA |
IP等級 | IP36 | |
設置環境 | 屋外、標高2,000m以下、-20℃ ~ +40℃ | |
運転時騒音 | 約45dB | |
操作・表示 | 操作:本体メンブレンスイッチ 表示:本体7セグ表示 |
操作:本体メンブレンスイッチ 表示:本体7セグ表示 及び専用スマートフォンアプリケーションによる操作・動作状況確認 |
遠隔制御 | - | ECHONET Lite コマンド実装 |
まとめ
「EVパワー・ステーション」に付けられた製品のキャッチコピーは、「クルマは暮らしの電源へ」。その言葉通り、暮らしに馴染みやすい使い勝手の良さが特長の製品だと言えるでしょう。より詳しく知りたい方はお気軽にお問合せください。