「EV(電気自動車)って性能もよさそうだし、環境にも優しくていいと思うけど、まだまだ高いし……」という方も少なくないのではないでしょうか。実は、高価格なイメージがあるEVにも、お得に購入する方法や、納得できるだけのメリットがあるんです。ここではEVの「お金」や「価値」について紹介します。

低下傾向にある車両価格

確かにEV(電気自動車)は、ガソリン車に比べると車両価格は高いかもしれません。しかし、技術の発展によって車両価格は下がりつつあります。車種によっては、発売当初の価格が見直され100万円以上も安くなったものも。ガソリン車と比べて割高とはいえ、その価格差は縮まりつつあると言えるでしょう。

ガソリン車よりも断然安いランニングコスト

ガソリンに比べ、低コストで価格変動の少ない電気。燃料費が抑えられると、家計には嬉しいですよね。電気契約のタイプにもよりますが、年間数万円の節約につながるという試算もあります。

また、定期的に支払い続けなければならない自動車重量税、自動車税といった税金が免税・減税されることも見逃せません。前者に関しては年間約1万5千円の節約、後者に関しては、75%の減税になるという試算も。車両価格は高いとはいえ、ランニングコストという観点ではメリットは多いのです。免税・減税の詳しい条件や期間などの情報は、各自治体や自動車販売店にてお問い合わせください。

しかし、航続距離の長さで考えると、ガソリン車の方が優れているのも確か。EV(電気自動車)はこまめな充電が必要となるので、長距離を走る場合は道中の充電スポットを確認したり、自宅に充電設備を整えたりと、さまざまな対策を立てておく必要があります。

助成制度を活用してお得に購入

「価格差が縮まっているとはいえ、それでも車両価格が高くて手が出せない」という方におすすめしたいのが助成制度。車両購入後に国や自治体に申請すれば、一定の援助が受けられます。その補助対象や金額は国や自治体ごと設定。中には、充電設備の補助を支給しているところもあります。

また、自動車を購入するときにかかる自動車取得税に関しても、EV(電気自動車)ならば免税。さらにエコカー減税やグリーン税制など自動車に関する税金の優遇制度も用意されています。詳しくは、各自治体や自動車販売店に確認しましょう。

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EV(電気自動車)がつくりだす新しい価値

車両価格が比較的高価であったり、充電設備を必要としたりするEVですが、その分「バッテリーを家庭用電源として活用する(=V2H)」というガソリン車にはない使い方があります。専用の設備をEVとつなげば、アウトドア用の電源として活用したり、災害などで停電になった際の非常用電源 として活用することができます。

また、V2Hのシステムは、太陽光発電との相性が抜群。近年、太陽光発電を導入している家庭では、災害時の備えや経済的なメリットから蓄電池を設置する傾向にあります。V2H機器を活用することで、EVは太陽光発電の余った電気を貯める大容量の走る蓄電池へと変わるのです。

※Vehicle to Homeの略。電気自動車のバッテリーを家庭用電源として活用する考え方のこと。

まとめ

EV(電気自動車)は、初期費用で見ると確かに高価かもしれません。しかし、補助金を上手に活用したり、リーズナブルな維持費やV2Hの可能性に目を向けたりすれば十分なメリットがあることもご理解いただけるのではないでしょうか。長く付き合う商品なので、初期費用だけではなく、それぞれのライフスタイルに合わせて長い目で見て判断するのがおすすめです。