2009年から始まった太陽光発電の余剰電力の固定価格買取制度(のちに再生可能エネルギーの固定価格買取制度:通称FIT)は、住宅用は10年間、固定価格で余剰電力を買い取ってもらうことができます。
2019年末よりそのFIT買取期間が終了する太陽光発電を設置したご家庭が増加していきます。

FIT買取期間を終了することを、FIT制度から卒業するという意味で、「卒FIT」と呼ばれています。

FIT買取期間終了後も、引き続き既存の電力会社や別会社でも余剰電力を買い取ってくれますが、1kWhあたり8~10円程度と、買う電気代より低いのが現状です。
そのため、蓄電池やエコキュートを導入して、「余剰電力を自家消費する」という選択肢が注目されています。

FIT期間終了前に蓄電池を導入されている場合、FIT期間終了後、発電して余った電気を自家消費するためには、お客様の蓄電池の運転モードを手動で「経済性モード」から「グリーンモード(自家消費・環境性モード)」へ切り替える必要があります。
※蓄電池を設置した際の初期設定は売電を優先する「経済性モード」になっていることが多いです。ご自宅の蓄電池のモード設定を確認してから行いましょう。

各メーカー・設置している機器によって操作方法が異なりますので、下記一覧にまとめてみました。
ご購入された取扱説明書に運転モードの切替方法は記載してありますが、紛失などによりない場合は、ぜひご活用ください。

※1 メーカーによってモードの名称は異なります。
※2022年11月時点でメーカーが取扱説明書を公開しているURLのみとなり、一例です。他機種はご購入された機種の各メーカーにお問合せください。
※省エネドットコム編集部調べ 2022年11月時点

シャープ

詳しくは下記HPにて

※HEMSを設置している場合は、蓄電池だけでなくHEMSのモード設定の変更も必要になりますのでご注意ください。


パナソニック


京セラ

※EGS-ML0650蓄電池はオムロン製となりますので、下記オムロンよりご確認ください。


伊藤忠商事

長州産業


ニチコン


オムロン


4Rエナジー

各機種の取扱説明書よりご確認ください。