太陽光発電システムを導入したいけど、初期投資金額は抑えたい。そんな方にオススメなのが、ソーラーローンです。ここでは、まずソーラーローンの概要と特徴について理解していただき、住宅ローンの借り換えとの相性についても考えていきます。

ソーラーローンとは

ソーラーローンとは、銀行や信用金庫、信販会社など、さまざまな金融機関が提供する、太陽光発電システム導入のためのローンのこと。現金での支払いよりも出費は大きくなりますが、実はローンを利用して導入される方が大半です。かなりの確率で、自家消費や売電により金利分以上のプラスが見込めるという判断からなのでしょう。気象条件などにより差はあるものの比較的安定して発電 → 返済ができることから金利も高くなく、頭金ゼロでも借り入れできるなど、利用開始のためのハードルはそこまで高くありません。しかし、より大きなコストメリットが得られるよう入念に事前検討・確認を行うことをオススメします。

ソーラーローンの特徴と事前に検討・確認しておきたいこと

項目 内容 検討・確認事項
提供金融機関 銀行、信用金庫、信販会社など 銀行や信用金庫などは借り入れのための審査が厳しい傾向にあるなど、金利や返済期間以外にも考慮すべき条件があります。
金利 比較的低い 安定した返済が見込めることから低い傾向にありますが、ほとんどが「プライムレート」をベースにした変動金利を採用していることには注意が必要です。
頭金 不要のものもあり 頭金ゼロのものは、基本的に頭金が必要ものよりも支払い総額が大きくなります。利用開始時の支払い金額だけでなく、総額とのバランスも考慮した上で金額を決定しましょう。
その他 - 天災などによる太陽光発電システムの故障で、支払いが滞る可能性もゼロではありません。立地条件などによっては、多少支払い額が増えても、自然災害補償付きのものを選択する方がお得な場合もあるでしょう。

もっとお得になるかも? 住宅ローンの借り換えとの合わせ技

金利が安いローンに切り替える、「住宅ローンの借り替え」。近年住宅ローンの金利は下降傾向にありますし、家計のことを考えて太陽光発電システムを検討中なら、興味がある方も多いのではないでしょうか? ただお金を返済するだけの住宅ローンの金利を下げて、浮いたお金で太陽光発電システムを導入すれば、自家消費や売電の収益で支出の総額を小さくすることも不可能ではないのです。

借り替え実例:神奈川県横須賀市M様の場合

借り替え前 借り替え後 借り替え効果
借入残高 2,158万円 2,158万円
残り返済期間 28年 28年
借入金利 3.60% 1.68% ▼1.925%
返済額/月 102,033円 80,505円 ▼21,528円
返済額/年 1,224,396円 966,060円 ▼258,336円
支払い総額(予定) 34,283,088円 27,049,680円 ▼7,233,408円

まとめ

ソーラーローンの特長、住宅ローンの借り換えとの組み合わせ方についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。自分で検討するのは難しそうという方は、迷わずプロにご相談することをおすすめします。省エネドットコムでもご相談が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。