空気の熱を使ってお湯を沸かす電気給湯器「エコキュート」と、太陽の力で発電する「太陽光発電」。この2つのシステムを組み合わせることにより、最大87%という光熱費の大幅な省エネダイエットができるのをご存じですか。ここではその光熱費削減の秘密と「エコキュート」導入の際の補助金申請のポイントをご紹介します。

2つの「いいとこ取り」で経済効果絶大の省エネダイエット

「太陽光発電」で日中しっかり発電し、発電できない深夜には、昼間よりも約70%も割安な夜間の電力を利用して「エコキュート」でお湯を沸かす。
太陽光発電とエコキュート、この2つのシステムを組み合わせることにより、大幅な省エネダイエットができます。

「太陽光+エコキュート+IH」にした場合の年間光熱費予測※1

※グラフには機器費用、工事費用は含まれておりません。
※発電量が、日中に使用する電力量を上回った場合、その上回った電力は電力会社に売電します。[D]トータルでトクした金額とは [A]オール電化住宅に太陽光パネルを設置した場合の太陽光発電でまかなえる電力量(1,133kWh)を電気代に換算した金額と、[B]太陽光発電による売電分の電力量(4,068kWh)を電気代に換算した金額と、[C]ガス併用住宅をオール電化住宅にした場合の光熱費削減額の合計金額です。
※売電額とは、売電量(kWh)に再生可能エネルギー買取価格16円/kWhを乗じて計算しています。
※1 このグラフは以下のモデルケースをもとに算出しています。実際の経済効果と異なる場合があります。節約を保証するものではありません。
<試算条件>○千葉で4LDKの一戸建て住宅に住む4人家族を想定しています。(東京電力・東京ガスの料金単価を使用2023年3月現在 消費税は10%で計算)太陽光発電は、真南向きの0度の勾配の屋根に、太陽電池容量4.662kW(太陽電池モジュール259W×18枚、パワーコンディショナ4.5kW)のシステムを設置したと仮定して、気象データ統計値から発電量を予測しています。再生可能エネルギー買取価格は16円/kWhで計算しています。○オール電化のメリットは、ガス給湯器をエコキュートに、ガスコンロをIHクッキングヒーターに取り換えると仮定して計算しています。○光熱費は電気代: 月平均12,000円、ガス代: 月平均8,000円で計算しています。○当社試算によるもので、保証値ではありません。気象条件、立地条件、設置条件などの諸条件により、実際の導入効果とは異なる場合がありますので、参考値としてご覧ください。

「エコキュート」を導入すると補助金がもらえる?

各家庭からの二酸化炭素排出量は増える一方、「エコキュート」には、その原因となる家庭の給湯エネルギーを大幅に削減できる特長があります。
地球規模の環境保全に配慮し、「エコキュート」の普及を後押しするために、各自治体は補助金制度を設けています。※応募を終了している自治体もあります。

補助金申請の応募要項

補助金申請の際には下記の項目を確認する必要があります。※自治体によっては条件が異なります。

  • 「エコキュート(CO2冷媒ヒートポンプ給湯器)」を購入・使用する方が申し込むこと(販売目的、譲渡目的で設置する場合は対象外)
  • 補助金交付の対象となっている「エコキュート」の設置を予定していること
  • 「エコキュート」の設置(据付)前に申込み、受理の確認後に設置(据付)すること
  • 設置工事完了期限日および完了報告書類提出期限日を厳守できること
  • 他の補助金と重複して補助を受けないこと
  • 電力会社および過去の補助金交付団体への設置等に関する情報提供に同意できること
  • 「エコキュート」を6年(法定耐用年数)以上使用できること

お申し込みから補助金受け取りまで

補助金を受け取れるかどうかの最大のポイントは、不備のない申し込みをすること。申込書の書き方や申込期限を間違えると補助金が受け取れないこともあります。
省エネドットコムでは、導入・設置から補助金の申し込みまでしっかりサポートします。

補助金を受け取るまでの流れ

※一例。自治体によって異なります。

  1. 申込み
    設置工事スタート前に応募ハガキで申込む。
  2. 受付・受理
    先着順で受付。不備のないものだけが受理され、通知が届く。
  3. 設置工事
    受理通知後に、設置工事をスタート。
  4. 交付申請
    設置工事完了後、期限内に申請書を提出。
  5. 補助金振込
    申請書が認められた場合、補助金が振り込まれます。

まとめ

大幅に光熱費が削減される「エコキュート」と太陽光発電の組み合わせ。補助金も使えば、導入コストを下げることも可能です。省エネダイエットをしたい家庭には、とてもおすすめの方法です。