MENU
> コジさんのはんなりエコ日記 > コジさんのエココラム

コジさんのエコな日々

2013年04月19日(金)

第10回:造園家 古山隆志さん編vol.2

  • mixi
コジさんエコロジスト対談/造園家 古山隆志さん編vol.1

自然とともに暮らしてきた日本の心を体現する造園家でもあり、ビオトープづくりを通して子どもたちに自然のすばらしさを伝える活動家でもある古山隆志さんをお迎えしての対談第2弾です。

小島:

学校や施設にビオトープを作ることにより、子どもたちにはどんな効果があると考えますか?

古山:
子どもたちにはたくさんの自然を発見してもらいたいと思っています。匂い、触感、生き物の持つ力を自らで感じてもらいたいですね。
古山:

身近な自然体験から命の大切さを学び、友情を育み、やさしい心をもって欲しいと思います。生き物が集まるところには人も集まります。学校に作ったビオトープには子どもだけでなく、先生たちもほっと一息つきに足を運ぶのをよく目にします。年配の方からは子供の頃に見た風景を思い出し懐かしいと言われますね。子どももお年寄りも、家族間の話題としてビオトープは最適なのではないでしょうか。季節とともに移り変わる自然の様子、訪れる生き物たちが話題であれば年齢も性別も飛び越えられて会話が弾むような気がします。

小島:

どんなことを子どもたちに伝えていきたいとお考えですか。

古山:

どうしたらみどり豊かな自然を未来に残すことができるのかと、自然の生態系を考えることができる大人になって欲しいと思います。次世代にみどりを残すためにできることを、身近なことから実践していける人になってほしいですね。消費型の社会から循環型の社会にシフトさせ行動して欲しいと思います。そのためにも、ボランティア活動を通してもっと子どもたちに発信し続けていきたいと思っています。

小島:

身近なことで実践するというのは、例えばどのようなことでしょうか。

古山:

そうですね、例えば雨水利用などですね。杉並区を流れる善福寺川をみどり豊かな里川にかえようというプロジェクトが動き出しました。この川は都市河川によくあるコンクリートで囲まれた川で雨が降ると排水路と化します。そして降水量が増えると下水が流れ込んでくる「合流式」の河川です。大雨の後にはトイレットペーパーが引っかかっていたりしますから、水質悪化には住民も苦慮しています。工学的に川の構造を変えるということはもちろん進めてほしい事ですが、
大雨の時に一気に川に水が流れていかないように、雨水を貯める工夫や土に浸透させるような工夫は自分たちにもできることだと思います。

雨樋を排水管ではなく庭に向け、雨水を地面に浸透させることこなどは、個人でもできることですね。すると川だけでなく、周辺のみどりの環境も良くなるんです。
雨水を利用した小さな水辺をつくるとメダカやトンボ、小鳥も集る場所になります。子どもたちも覗き込める水辺がたくさんできるといいなあ。

ところで、こじさんは太陽光発電という自然エネルギーの力をビオトープの中で利用できるとしたらどんなことがあると思いますか?

小島:
太陽光発電は電気をつくるシステムですから、電気でできることならなんでもできると言えますね。照明はもちろん、水路の水を流すことや水の浄化なども可能だと思います。
小島:

天気に左右されるので、雨の日や夜間は動かない可能性があるというネックはありますが、それも自然エネルギーゆえであると受け入れるのも、ビオトープのような環境では可能かもしれませんね。クリーンエネルギーですから、ビオトープのような環境でもっと活用が進むことを期待しています。

最後に、ビオトープや環境貢献に興味ある方にメッセージをお願いします。

古山:

生き物が集まる木を一本植えるだけでも、「みどりのベルト」をつくる第一歩になると思います。観葉植物ではなく、生き物が集まる植物です。野鳥が好きな実のなる木、チョウが集る食草や蜜源となる草花、浅い器に水を張っておくだけでも小鳥が水を飲みに来てくれます。その小さなみどりの点と点が結びついて大きなみどりの面になっていくとイメージしてほしいですね。
そんな生き物たちの憩いの場をいっしょにつくっていきませんか?そしてみどりでいっぱいの未来をつくっていきましょう。

小島:

古山さん、どうもありがとうございました。小さなみどりの点と点が大きなみどりのベルトになってひろがっていくのが想像できました。自分でできることを楽しんで実践していきたいと思います。

投稿時刻 12:15 | 個別ページコメント(0)トラックバック(0)