MENU
> コジさんのはんなりエコ日記 > コジさんのエココラム

コジさんのエコな日々

2012年09月24日(月)

第8回:「ソーラー・エナジー・ソリューションズ株式会社」代表取締役社長 森上寿生さん編vol.1

  • mixi
コジさんエコロジスト対談/「ソーラー・エナジー・ソリューションズ株式会社」代表取締役社長 森上寿生さん編vol.1

今回は、「世界の全ての家庭・事業所に太陽光エネルギーを」目指し、IT技術を活用した太陽光エネルギーの普及・拡大、ライフスタイルの提案を行う、ソーラー・エナジー・ソリューションズ株式会社より代表取締役社長 森上寿生様をお迎えしての対談です。

小島:

まずは森上様のご経歴を教えてください。

「ソーラー・エナジー・ソリューションズ株式会社」代表取締役社長 森上寿生さん
森上:
大学卒業後、IT業界に就職しました。マイクロソフトには18年在籍、ウインドウズの初期の立上げから従事し、パソコンとともにウインドウズが広まっていく、そんな時代を経験しました。私の担当はセールスマーケティングと言って、中堅中小企業にITを利用して新しい流れを作っていくというものでした。
【森上さんプロフィール】
森上寿生(もりうえ・としお)
1964年生まれ島根県出身
横浜国立大学工学部機械工学科卒。1991年マイクロソフト入社、執行役員ゼネラルビジネス統括本部長、業務執行役員東京首都圏営業統括本部長等を経て、2010年2月に現会社を設立。2010年6月、一般社団法人太陽エネルギー環境基金理事長に就任。

【スマートハウス】
エネルギーの自給自足を目指す次世代型の住宅スマートハウスをご紹介したポータルサイト。
ホームページ:http://www.smart-house.bz/
小島:

今の事業を始められたきっかけを教えてください。

森上:

マイクロソフトを退社して、起業しようとは思っていたのですが、その時は今の事業をやろうとは思っていませんでした。何かやろうと考えていた時に、昔からの友人たちがタイミングよく現れて助けてくれました。一人は現在当社の役員でもある、アイモバイルのデービット・リーブレック氏。彼は立ち上げに非常に協力してくれ、出資や様々な情報を提供してくれました。もう一人は社外取締役の藤原氏で、彼は環境エネルギー革命の書籍を出版していまして、その本と出会い環境市場こそが第四の産業革命の舞台になるのだと確信しました。

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が出している「PV2030+」という2030年に向けて太陽光発電の持続的な発展と普及拡大に向けた今後の技術開発の方向性を示すために策定された太陽光発電ロードマップがありますが、そのビジョンをベースにして10年先くらいを見通し、事業計画を立てました。

小島:

当時はソーラービジネスといっても、ヨーロッパから少しずつ始まったような時期でしょうか。

森上:

そうですね。日本では補助金制度と余剰電力買取制度が始まった頃でした。補助金制度は一旦終了していましたが、2009年に復活し、それを機に太陽光の普及も加速するだろうと考え、「自分のこれまでのITでのスキルを活かして太陽光の普及に寄与していきたい。」これが事業の始まりでした。

小島:

海外では御社のようなITを使ったソーラービジネスのソリューションはすでにあったのでしょうか?

森上:

いくつかありましたが、海外仕様なので日本に輸入するとしたらかなりの仕様変更をしなければならない場合がほとんどです。例えば、今運用している航空写真シミュレーションにしても、元のソリューションはカリフォルニアの会社が持っているものでした。このシステムを知ったときは、これは面白いと思い、技術提携を申し入れました。しかし内情はほぼマニュアルで動いているようなシステムで、日本で使えるようなものでなく、結局いちから開発しなければ運用は難しい状況でした。

小島:

業務提携してシステムをまるごと持ってきて日本版に作り変えたのではなく、アイディアを参考にしながら新しいものを作ったということですよね。だから使い勝手がいいのですね。やはりその国のニーズに合わせた製品作りが大切ということですね。
海外のものは、そのまま日本人が使おうとすると使いにくいことがよくありますからね。

森上様はご自身でも太陽光発電を設置されていますが、実際使ってみていかがですか?

森上:

この仕事をしている以上、自分が設置しないわけにいきませんからね(笑)。自分で試してみて、いい製品であれば絶対の自信を持って人にも勧めることができます。設置したのが2010年、2年以上経っていますが今ももちろん満足の発電量ですね。うちでは電力会社には一切お金を払っていませんので、毎月の売電収入が楽しみなんですよ。

コジさん
小島:
光熱費が完全にプラスに転じているのですね。
森上:

支払いよりも振込まれる額が多いですね。やはり金額を見てしまうと、もっと売りたいという気持ちが生まれますので自然に電気を消してしまいますね。すでに生活習慣になっていて、習慣になると体が勝手に動きますから自然に消費電力量が減ります。太陽光を付ける前は、毎月来る電気料金のお知らせすら見ないこともありました。見たとしても料金をちらっと見る程度でしたが、「見える化」になるとそのプロセスが気になるようになりました。何をどうすれば電気量が減るのか、しだいに感覚でわかってくるようになります。「意識が変わってくる」この一言でしょうか。

今まで消費電力が多いと思っていた家電が実はそうではなかったという発見もありました。
例えば、エアコンも28度を保持したり、冷蔵庫も開け閉めを頻繁にしたりしなければ消費電力はそれほど多くありません。逆に、電球や浴室乾燥機、ドライヤーなどは消費電力が高い。使い方や使う時間を変えるだけで、電気料金をずいぶん減らすことができましたね。

小島:

ピークカット、ピークシフトですね。昼間電気を使わない習慣が、太陽光発電を付けたことによって自然に身に付いたということでしょうか。

森上:

意識は本当に変わりました。去年は第三段階までいっていた電気料金が今年は第二段階までしかいっていません。太陽光発電を抜きにしても消費電力を17%程度省エネできるようになったのです。ダイエットもそうですが、きついと続かずリバウンドしてしまいますよね。生活習慣そのものが変わる、これが一番の設置効果ではないでしょうか。

小島:

我慢して節電、節約しても節電疲れのようになり、長続きしませんよね。無意識にできるようになると継続して楽しんで節電できますからね。太陽光発電は、条件的に大きなシステムを載せられないお宅もありますが、小さなシステムで発電量は少なくても、それによって生活習慣が変わり消費電力量が下がるとしたら、効果は大きくなりますね。だとすると、太陽光をつけていないお宅やマンションなどでも、消費電力量が分かる「スマートメーター」などを設置するだけでも、消費電力量を減らせるような生活習慣に変えていける可能性があるということですね。消費電力を「見える化」することが大事だといえます。

会社の立上げにあたり、どんなビジョン、使命を持って事業を始められたのですか?

森上さん
森上:
「世界の全ての家庭・事業所に太陽光エネルギーを」をというのが、会社のビジョンです。我々が持つITサービスの経験を活かして、太陽光をつけたい方々と、販売する方々両者のニーズに応じて情報やサービスを提供していきたいと思っています。それが太陽光自体の普及を促進することにつながっていくと考えています。
小島:

太陽光の業界はまだ発展途上。もっと効率化も出来ると思いますし、もっとアイディアを活かせばスマートに仕事を進めていけると思うことが多々ありますね。

森上:

私は前職で中堅中小企業の支援を行っていました。その時に感じたことが、大企業とのIT活用による効率化のギャップでした。大企業は、IT活用に投資もできるしアイディアも生まれやすい。中小企業はどうしても今までのやり方を踏襲しながら、少しだけITを取り入れるというところにとどまってしまうことが多いんです。これは企業間のギャップだけではなく、グローバル化する海外との競合においてもはっきりとしてきたことでもあります。この業界でも、ITを活用してわかりやすいソリューションを提供していけば業界全体の成長に寄与していけると考えています。

小島:

ニーズはたくさんあると思います。10年前を振り返ると、業務のほとんどがアナログで非効率的なことばかりでしたからね。図面もすべて手で引いていましたし、パソコンも一人一台持っていませんでした。次第にシステム化されてツール開発も進んできて、やっとITソリューションに投資できるような土壌になってきたと感じます。

森上さん&コジさん

次回は、ソーラー・エナジー・ソリューションズ株式会社様が提供されているサービスやについてお話しいただきます。お楽しみに!

投稿時刻 13:23 | 個別ページコメント(0)トラックバック(0)