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コジさんのエコな日々

2011年04月27日(水)

エコロジスト対談/第3回:「横浜みどりアップ計画市民推進会議」 伊藤博隆さん編voL2

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コジさんエコロジスト対談/第3回:「横浜みどりアップ計画市民推進会議」伊藤博隆さん編

今回、「横浜みどりアップ計画市民推進会議」メンバーの伊藤博隆(いとうひろたか)さんをお迎えしての対談第2弾です。課題や、広報のアイデアなどこれからの活動への抱負を伺いました。

「横浜みどりアップ計画市民推進会議」伊藤博隆さん
伊藤:
子供の頃に自然が多く関わっていることが、幼少期の思い出を豊かなものにしてくれるように思いますので、今の子供たちにもたくさん緑に触れる機会をあげたいですね。
コジ
前回「横浜みどりアップ計画市民推進会議」についてお話を伺いましたが、活動内容を簡単にお話しいただけますか?
伊藤

横浜みどりアップ計画は、「樹林地を守る」「農地を守る」「緑をつくる」の3つの柱からなり、緑豊かな横浜を守っていこうという取り組みです。

平成21年から横浜市が実施している「みどり税」を活用し、樹林地や農地の所有者による緑地の保有を支援したり、相続等でやむを得ない場合は買い取りをしたり、市街地の緑地化を進めています。私は、公募市民という形で参加し、里山保全や緑を守る活動の仕組みを提案しています。

コジ
「横浜みどりアップ計画市民推進会議」での活動の課題や気付きがあれば教えてください。
伊藤
横浜で多くみられる雑木林
横浜で多くみられる雑木林(撮影:伊藤さん)

横浜の緑の多くが民有地なので、それを将来に渡りどう保全していくかが難しいところです。

「みどり税」を有効かつ効果的に使い、多くの人に認知してもらうように活動することが大切です。PRはしなければなりませんが、広報に税収を使いすぎては本末転倒ですからね。「みどり税」で集めたお金は、民有地の買い上げや緑を増やす活動に充てていくのが望ましい と思います。そうなると、広報活動をどう進めていくかが重要になります。

私のような環境関連の団体に所属している人間の意見だけでは、どうしても偏ったものの見方になってしまいがちです。そこで、コジさんにも お伺いしたいのですが、どんなPRが効果的だと思いますか?

コジ
そうですね・・・。例えば、家族向けイベントなどを開催してみてはどうでしょうか。子供を主体とした自然に親しむ活動などは、ニーズがあるのではないでしょうか?
伊藤

なるほど!いいですね。

近所のキャベツ畑
近所のキャベツ畑(撮影:伊藤さん)
都市生活が長くなればなるほど、人間は緑を求めるのだそうです。都市部には緑があると言っても、立ち入ることができない場所であったり、観賞用の緑であったり、親しむことができない場所が多く、都会で暮らす子供たちはどうしても緑とのふれあいが少なくなってしまいます。

私の経験から、やはり子供の頃に自然が多く関わっていることが、幼少期の思い出を豊かなものにしてくれるように思いますので、今の子供たちにもたくさん緑に触れる機会をあげたいですね。

特別な活動でなくても、緑のある空間を感じてもらうだけでもかまわないと思います。雑木林や畑、野山を歩き、食べ物がどうやってできているのか、水はどこからくるのか実際に体験でき、気軽に緑にとけこめるようなきっかけを作ることができるといいですね。

コジ
しかし、イベントや活動があっても、それを知ることができない人も多いかもしれませんね。
伊藤さん&コジさん
伊藤

広報誌やホームページなどで告知するだけでは、参加者の層に限界があるように思います。環境に興味のある方は目につくでしょうが、多くの方はその情報を知らずに通り過ぎてしまう方がほとんどというのが現状です。

例えば子供向けイベントなどでしたら、保育園や子育て関連施設などに情報を提示したり、保育園や幼稚園の外遊びイベントに組み込んでもらうなどの方法も考えられるかもしれません。
ニーズを探り、もっとアクセスしやすくするようにしていきたいですね。


コジさん
コジ:
環境活動への参加はどうしても敷居が高くなりがちで、興味があってもなかなか参加にいたらない場合が少なくありません。そういう人たちにもっと気軽に一歩を踏み出してもらいたいですよね。
コジ

どう告知し、広く人を集めていくかということが重要な課題のようですね。

イベント参加は、多様な人たちとの新たな出会いの場にもなります。活動に付加価値をつけて、カジュアルな視点から人を募集してみてもいいかもしれませんね。環境活動への参加はどうしても敷居が高くなりがちで、興味があってもなかなか参加にいたらない場合が少なくありません。
そういう人たちにももっと気軽に一歩を踏み出してもらいたいですよね。

伊藤

視点を変えて、様々な切り口でイベントを開催するのはおもしろいかもしれませんね。

横浜で多くみられる雑木林
横浜で多くみられる雑木林(撮影:伊藤さん)

以前、雑木林での笹刈りをある企業の研修活動で行ったことがありました。笹刈りはそれほど難しい作業ではありませんが、丁寧にやるとかなりの運動量になり、いいエクササイズになります。参加した男性陣は、山での作業に、まるで「男の本能」が呼び起こされたかのように熱中し、汗だくになって作業していましたね。終了後には、皆さんすがすがしい汗と疲れで気分爽快のようでした。

この一例からだけでも、切り口は「里山保全の笹刈り」「自然の中でエクササイズ」「山男体験でいい汗を流す」などいくらでも見つかりそうですね。

コジ
職場の交流や親睦の行事にも、自然観察や里山保全の活動は活用できそうですね。
伊藤
放っておくと大変
放っておくと大変(撮影:伊藤さん)

里山での活動は、都心から離れた場所で行われることが多く、移動に数時間かかってしまうこともあります。早朝から移動し、夜遅く帰るような活動だと、移動だけでも疲れてしまい参加者の負担が重くなり、継続参加が難しくなってしまいます。その点、横浜での活動は都心からもそう遠くなく、市内に居住の方でしたら自転車でも現地に行くことができるので、気軽に参加できます。

そういった面からも、もっと多くの人を巻き込めるといいですね。

コジ
最後に、これから地域の環境活動に参加したいと考えている方へ、アドバイスをお願いします。
伊藤

伊藤さん&コジさん 環境活動と言っても様々なものがありますが、初めて参加されるのであれば、まずはご自身の住む地域の活動を探してみるのがいいでしょう。
そうすることで、自分が住む町のことをより深く知ることができますし、普段の生活では気がつかない一面を発見できるかもしれません。

地域のコミュニティに参加すると、おのずと顔見知りが増えて、例えばその土地の昔の話を聞くことができたり、その土地ならではの情報を知ることができたりと、それだけでも生活が豊かなものになるのではないでしょうか。

そういったきっかけを探したい方は、ぜひ「地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)」へお越しください。都心での道路の花植えや、郊外での里山保全、河川や浜辺のクリーンアップなど、気軽に参加できて楽しめる活動をご紹介できると思いますよ。

コジ
環境活動とあまり気負わずに、気軽に一歩を踏み出してみることが大切なんですね。
自然の中での活動は、風や緑を感じるだけでも気持ちのいいものです。忙しい毎日にちょっと疲れたときも、いいリフレッシュになるかもしれませんね。
伊藤博隆さん&コジさん

<第3回対談・編集後記>
伊藤様には二回にわたり、「横浜みどりアップ計画市民推進会議」の活動を通した、環境活動についてのお話をお聞きしました。 地域の里山の自然や緑を生かした活動の出会いやエピソードなど、今回も非常に意義のある対談となりました。

<次回予告>
エコロジスト対談第4回
ステップチェンジ株式会社 松村直輔さん
コミュニティサイト「エコチャレ」について

次回をこうご期待!

投稿時刻 17:27 | 個別ページコメント(0)トラックバック(0)