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コジさんのエコな日々

コジさんのエココラム

2010年12月13日(月)

エコロジスト対談/第1回:「太陽生活ドットコム」編集長小川誉久さん編voL3

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コジさんエコロジスト対談/第1回:「太陽生活ドットコム」編集長小川誉久さん編

太陽生活ドットコム」を運営する小川様をお迎えしての対談シリーズも最終回になりました。さて今回は、太陽光発電発電設置にあたって、より具体的な施工や販売、業者選びについて詳しくお話を伺っていきたいと思います。

「太陽生活ドットコム」編集長 小川誉久さん
小川:
施工の良し悪しは、業者の誠意にも左右されると言えますね。
ちょっとした気配りも業者によって違いますから、やはりきちんと調べて良い業者に施工していただきたいと思います。
コジ
弊社は太陽電池の販売だけでなく施工も行っております。品質にも気をくばり、なんとか10年間やってこれたと思っております。施工にもいろいろな業者があると思うのですが、実際にユーザーの声を聞いていらっしゃる立場から、どのような情報がありますか?

※2010年7月より、弊社の施工は子会社である太陽光発電システム施工専門会社「日本ソーラーサービス」が行っています。

小川

現在は補助金の影響で月に15000~18000件と設置工事が増えています。また、業者も新規参入が広がっており、業者の数は増えていますが、きちんとした業者ばかりとは言えませんね。

例えば、新築物件への施工はまだ良いのですが、築数10年以上などの既築物件で経年劣化している屋根に重いパネルをのせるような場合、通常の施工以外にどういう工事が必要なのかを判断するにはかなりの経験が必要だと思います。ところが、そういうことを知らずに、売れるからといって参入して、エアコン工事感覚で安易に設置してしまう業者もいます。

しかし、太陽光発電は重量物を家の屋根につけるわけですから、しっかり施工しないと、後々重大なトラブルになる可能性があります。代表的なトラブルは雨漏りですが、屋根裏に雨水がしみ込むという程度ではなかなかユーザーはわかりません。

その後何年かたってユーザーが雨漏りに気づくころには、屋根裏はたいへんなことになっているのですが、ずいぶん時間もたっているので、それが太陽光の工事が原因なのかは簡単には判断できません。そして業者に相談しようと連絡したら、すでに業者は倒産していた、などということもあります。

ですから、太陽光発電パネルの設置は、エアコン工事とはちがうのだということを、消費者によく理解してほしいですね。エアコンの場合は量販店で購入し、工事も誰が来るかわからない場合でもあまり問題がないと思いますが、太陽光発電は10年、20年と使っていくものですからね。屋根の上にあれほど大きく重いものを載せ、通常は屋根に固定用の穴をあけますし、やはりしっかりした施工が必要ですね。

購入時にはもちろん値段も大事ですが、本当に20年つきあっていける業者なのかどうかをよく考えていただきたいと思います。誰が工事に来るのかもわからないような買い方ではなく、なるべくなら地元にいて、何かあったら電話一本で飛んできてくれるような、そういう業者を見つけるべきです。

コジ

太陽電池の性能というは、「作られるもの」なんですよね。カタログ上のスペックだけでなく、パーツがあって、組み立てる人がいて、組み立てて初めて「性能」も出来上がる。

つまり、組み立てる人によって性能が良くも悪くもなるのですよね。見える所ならまだいいですが、見えないところに何かあると後々まで残ってしまうものですから。

小川
御社は施工技術向上のために何かしていることはありますか?
コジ

小川さん&コジさん弊社では、社内の監査部門が施工の現場を抜き打ちで見に行ったり、お客様相談室を設置してお客様とコミュニケーションをとって情報を得たりしています。また、設置してから一年後に無料点検という制度を設けています。

とにかく、長い期間安心して使っていただくということが、自分たちの会社のためにもなりますし、今やっと伸びてきた太陽光発電のマーケットのためにもそういった検査体制は必要だと思いますね。

小川

太陽光発電というものは、ちょっとした故障で発電が数パーセント落ちてしまいます。しかしその程度の故障だと気がつかない場合もあるんです。購入時にはつい、安くて、カタログ上の発電効率にとらわれてしまいます。

しかし20年以上使うわけですから、どんなに安くて発電効率のいいものを買ったとしても、数年でトラブルが起きて、気がつかないままにずっと過ごしまったら、その方が損失が大きくなってしまいます。

長く使うのだからこそ、その業者が信頼・安心できるかをよく考えて、パネルもカタログ的に効率がいいものばかりを無条件に選ぶというのではなくて、信頼できる業者とよく相談して、メーカーなどを決めたほうがいいと思います。カタログ上のスペックというのは最も理想的な条件を設定しているわけで、いつもそのとおりにいくとは限らないですから。

コジ

カタログスペックについては、理想的な条件で計測していることが大前提ですからね。カタログ表示の方法も、本当はもっと改善されていくべきですね。カタログ表示に関しては実際分かりにくい部分も多く、お客様からも質問されることがよくあります。我々としては、シミュレーションをなるべく細かく出すなどの対策をとっていますが、メーカーとしても、業界としてもなるべく改善していくべきだと思いますね。

販売に関しても、余剰電力の売電を実際よりも誇張してお客様に説明している業者もいます。例えば月々の電気代が15000円だった場合、10000円が昼に使われているものなのか、夜に使われているものなのかで売電価格に大きな差が出ます。そのシミュレーションの誤差が1年分、10年分となってくると大きな金額の違いになってきますよね。

施工もそうですが、販売もきちんとした情報を伝えていかないと、大きな問題になってしまいます。太陽の照り具合によるものだといういい訳では済まされないほどの差になりますからね。

小川

サイト上でも触れていますが、面倒でも相見積もりをとることがとても大事です。そしてその中の、ネガティブな情報に注目してください。売る側は良いことだけを言いがちですが、その中でどれだけネガティブな話を正直に話してくれているのかということに注目してもらいたいですね。

シミュレーションも同様で二つ以上を比べて、大きな差がある場合はネガティブな情報を出しているものが、慎重にデータを出しているわけですから、より信じられると思いますね。

コジさん
コジ:
やはり施工も販売も両輪でうまく回っていかないと、太陽光発電パネルは普及していかないということを感じますね。
小川

施工に関しては、消費者の皆様は業者にそれほど差がないと思っている場合が多いのですがそんなことはありません。例えば黒い屋根に真白い配管を使われると、毎回屋根を見るたびに白い配線が目立つなあと思うのも嫌ですよね。

家の中の配線にしても、なるべくなら壁の内側や床下を通したほうがきれいですよね。そういうちょっとした気配りも業者によって違いますから、やはりきちんと調べて良い業者に施工していただきたいと思います。

コジ

我々も、これだけ長く太陽光発電を販売していると過去にはいろいろ反省すべきこともありました。過去の問題から改善点が見つかることもありますから、真摯に受け止めていくべきですよね。私がお客様相談室にいたころの話ですが、配管材の種類や使用条件によってプラスチックが劣化して割れてしまうということがありました。それを、丈夫で形状も太いものに変えました。

価格も高く、曲げにくく作業もしにくくなるんですが、耐久性が20年、30年と伸びるということもあり、長い目で見た場合必要なことと判断しましたね。施工は、各業者の裁量で決められる部材がありますから、やはり業者選びは重要だと思います。

小川

コジさん施工の良し悪しは、業者の誠意に左右されると言えますね。なるべく安い部品を使い、人手を減らしたいのが工事する側です。利益のためにそれをやってしまう業者なのか、20年お客様が安心して使えるためには多少コストが高くても良い部材使おうという業者なのか、大きく二つに分かれるような気がします。

僕が付き合いがある業者は、後者のような業者が多いのですが、残念ながら皆がそうではないので実績などをよく見て判断してもらいたいですね。

コジ

太陽光発電の市場が拡大してきて、他の産業からも新しい業者が参入してきていますが、ただの電気工事感覚で安易な施工をしてしまうと、後々その業者にとっても決して得にはなりませんからね。

今はいろいろな消費者保護の法律もあるので、営業を続けられないという最悪の事態にもなりかねません。他にも、例えば屋根のプロという業界の方が参入した場合、今度は電気のことが専門ではないばかりに、電気のプロでは考えられないような配線をしてしまったり、雨が入ってしまったり、という場合があったという話もありました。

小川
電気工事の場合はきちんとやらないと火事になってしまいますから、さらに注意が必要ですよね。今日の話が、消費者の方々の業者選びの参考になればいいですね。
「太陽生活ドットコム」編集長 小川誉久さん&コジさん

<第1回対談・編集後記>
小川様には三回にわたり、太陽光発電の情報提供について、太陽光発電の将来への展望、そして具体的な設置や施工、業者選びなど幅広いお話を伺うことができました。独特の目線で語られた太陽光発電業界について、とても興味深い対談となりました。

<次回予告>
第2回:荒川クリーンエイド 糸岡栄博さん編voL1
「荒川クリーンエイド&糸岡様のご紹介」

次回は荒川クリーンエイドの糸岡様をお迎えします。どんな内容になるか、私も今から楽しみです。
乞うご期待!

投稿時刻 10:44 | 個別ページコメント(0)トラックバック(1)
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