コジさんのエコな日々

コジさんのエココラム

2012年05月14日(月)

第7回:「環境ビジネス」編集長 村上朋史さん編vol.1

コジさんエコロジスト対談/「環境ビジネス」編集長 村上朋史さん編vol.1

今回は省エネや新エネルギーをはじめとした環境推進の情報を提供する専門ビジネス誌「環境ビジネス」編集部より、村上朋史編集長をお迎えして、これからの環境ビジネス、新エネルギーの未来などをお聞きします。

小島:

まずは「環境ビジネス」という雑誌についてご紹介お願いします。

「環境ビジネス」編集長 村上朋史さん
村上:
「環境ビジネス」は1998年に創刊されました。
【村上さんプロフィール】
村上朋史(むらかみ・ともふみ)
月刊環境ビジネス編集長
1999年千葉大学卒。地域活性、ローカルビジネス、ISO14001などに関する報道、書籍・雑誌・イベント制作に携わり、2012年4月より月刊環境ビジネス誌編集長。主な取材分野は省エネ、太陽光発電など再生可能エネルギー、LED照明、排出権取引、気候変動、ISO14001、ISO50001、生物多様性など。

【環境ビジネス】
企業や自治体、住宅まで幅広い分野で環境推進のための具体策を提供する専門ビジネス誌。1998年創刊。
国内外の動向に注目し、事例・ノウハウ・助成・技術・法令などの情報を提供。
ホームページ:http://www.kankyo-business.jp/
村上:

私が今の仕事に関わったのが2007年からです。創刊当時は1997年の京都議定書の制定を受け、日本国内にもCO2削減目標へ向け議論が開始された時期で、前年にISO14001の発行もスタートしています。経済界にも大きな影響を与え、各企業でも環境マネジメントが強化されていきました。90年代前半までは、環境対応といえば公害対策や廃棄物がほとんどでしたから、CO2対策に企業が向き合い始めた時期とも言えます。温暖化対策目標の設定や、従来の省エネ法対応の枠にとどまらない、長い目で、環境を守り、育てるという視点を、社内の全事業に通すために、新しいセクションの設置が目立ち始めました。環境推進部やCSR部といった部署です。

とはいえ、「環境ビジネス」創刊当初はまだまだ生まれたばかりのマーケット。環境ビジネスとして成り立っている分野は廃棄物、土壌・水質・空気の浄化などで、リサイクルがこれからの注目市場というような状態でした。

小島:

今でこそ「環境ビジネス」といえば太陽光や風力などエネルギー問題を取り上げているイメージですが、当時は「環境」という言葉から連想されるものといえばリサイクルでしたよね。「環境ビジネス」は、既存のものから新しい世界を切り開いていこうというタイミングで誕生した雑誌だったのですね。

村上:

出版界は1990年代半ばから出版不況と言われています。そんな時代だからこそ、これから育つ、新しいマーケットの実態がつかめる雑誌は、面白いですよね。

小島:

出版活動を通して、社会に対してどのようなメッセージを伝えていきたいとお考えですか?

村上:

雑誌での現場取材で、本当に役に立つ製品やサービスの効果を確かめ、ユーザーに届けること、そのことで、誌面を通じたマッチングができればと考えています。今でこそ環境対策のコンセプトが入った商品は身近で当たり前になっていますが、意外と、欲しいものって見つからないですよね。
ビジネスの世界で言えば、少し前、風力や磁力を使ってゴミの中からリサイクルできる金属を選別できる機械がありますが、リサイクルが進んでいるヨーロッパで開発が進み、日本のリサイクル産業では中々その機械の情報は得られない。そんな時に誌面で紹介することで、機械の輸入が実際に起こって、現場で大きな効率化が進み、リサイクルが広がる。そんなことが実際に月刊「環境ビジネス」を通じて起こってきました。

小島:

環境という新しい分野では、せっかく良い製品を作ってもマーケットが発展途上であるためにユーザーとうまく接点を持てないという商品が多いのかもしれませんね。優れた製品があり、それを欲しいと思っている人がいるのに繋がらない。この商売の原点ともいうべきことが環境分野ではまだまだ浸透していませんよね。

現在の環境分野で活動している人間の多くに共通することが、大学生や高校生のころにCOP3(第3回気候変動枠組条約締約国会議)と、京都議定書や地球サミットを経験しているということです。彼らが企業の中堅となり、環境分野への認知度もこれでもかつてよりはだいぶ向上されてきていると思います。もうあと10年もほど経ち、彼らが企業のトップになる頃には、もっと変わっているのではないでしょうか。我々も頑張っていかないといけませんね!

さて、改めてお仕事内容など自己紹介をお願いいたします。

村上:

一番の仕事は、月刊「環境ビジネス」という雑誌の編集現場を束ねることです。編集スタッフ、記者、カメラマン、デザイナー、他にも営業、販売などすべての担当者から得られた情報から、誌面構成を考えます。ユーザーのニーズがどこにあるのかを探し、いかに、知りたい情報を、知りたい形で届けられるか。具体的には、担当者で企画を持ち寄り、編集会議を行い、特集内容を決めていくのですが、話が盛り上がり、短時間で終わらせるはずの編集会議が長くなってしまうことも少なくはありません(笑)。現場では本当に色々なことが起こっています。他には、「環境ビジネス.jp」というウェブサイトのニュース配信のネタを決めたり、構成を決めたりという仕事もあります。それから、これから伸ばしていきたいと考えているのが、雑誌主催のセミナーやシンポジウム、書籍の発刊などですね。

コジさん
小島:
編集長というお立場ですから、やはり「環境ビジネス」という雑誌そのものがお仕事なんですね。書籍の発刊ということですが、もし太陽光発電の本を出すとしたらどのようなものがいいでしょうか?
村上:

太陽光発電を導入したいと考えているけれどパンフレットですら読んでも難しいといった声をよく聞きます。それだけに、小学生でも十分に理解できる、分かりやすく解説したものが求められているように感じます。逆に仕事として太陽光発電に接している場合には技術上の課題やコストなど、深く切り込んだ内容が欲しいのではないでしょうか。求められる情報は、読者によって両極端に分かれるという印象です。

小島:

以前に比べたら太陽光はだいぶ認知されるようにはなりましたが、その分競争も激化していてます。特にWEBサイトは、参入しやすいということもあり、攻め方を考えないといくら力を注いでも結果が出ないという時代になってきています。何かおもしろいことを共同でやってみるのもいいかもしれませんね。

そもそも、このお仕事に就かれたきっかけは何だったのでしょうか?

村上:

社会人になってからは編集畑をずっと歩いています。前職では、地域活性化にかかわる分野でした。私が社会に出た1999年は地方分権一括法が成立した年で、大きく地域が動いていく時期でした。地方にお金がもっと行きわたり、権限が拡大し、ユニークな町がたくさんできるのではないか、そんな期待感がありました。その動きを、メディアという立場からとらえたかったんですよね。そして、様々な取材をする中で、環境関連に徐々に強い関心を持つようになってきました。かかわっている方が皆前向きで、イノベーティブ。大学教授が先端で研究していることを、農家のおばちゃん達が実践してしまって、新しい仕事が生まれたりする。地球サミットや愛・地球博などを通じて、若い世代も多くの方が興味を持つようになり、多様な人間が関わるような状況になっていました。

環境の分野で活動している方々は、強烈なパーソナリティやモチベーションがあり、接していてとにかく面白い。これを多くの人に伝えたいと思い始めました。しかし環境分野が、マーケットとして成り立つのか、自分の仕事の場にできるのか、という問いには、しばらくの間答えが出ませんでした。徐々にプライベートで環境のフィールドについて調べるようになりました。一年くらいかけて動き、最終的にこの市場は大きくなれるマーケットであると確信して活動し、今の仕事に出会いました。

小島:

いいと思うものは広めていきたい、そのためには商売にしないと広まらない、そういう思いがある中で、「環境ビジネス」という雑誌はまさにそれをコンセプトにしている雑誌だったのですね。

村上さん
村上:
逆説的なんですが、環境対策が広がるには、環境に興味がない人間の感覚の中でニーズをつかむことが大切になってきます。環境の論理と違う論理で成立しないと、関心のある人の間でしか、サービスは広がりません。具体的に言うと、オーガニックな食べ物でも、すごくおいしいものでないと広がらないと、そういう意味です。環境というフィールドでなので、「やらねば」「もはや義務」となりがちですが、やはりヒトや社会の欲求の中に入って活性化させていくことがとても大事と言えると思います。
小島:

地球サミットから20年目の今年、再びブラジルのリオでサミットが開催されます。そのリオ+20のテーマも「グリーンエコノミー」ということで、環境とビジネスを両立させて経済発展を環境で実現させようという動きは、世界でも広がりを見せていますね。
途上国ではCO2を排出させながらの経済発展が前提になっていますが、そうではなく、グリーンに繋がる可能性を持ちながら成長を遂げていこうではないかという話なのですが、実際は難しいですよね。途上国と先進国、企業と市民、同じ「グリーンエコノミー」という言葉でも受け取り方は全く違いますからね。例えば、水を買い占めて世界中に分配するのもグリーンエコノミーだという多国籍企業の言葉に戦々恐々とする市民、それを大きなビジネスチャンスととらえる企業、一つにまとまることこそが最も難しいことなのかもしれませんね。

村上:

国連、京都議定書の枠組みの中でずっと会議してきましたが、途上国と先進国の溝はなかなか埋まりませんね。それだけに今年のリオ+20というのは、大きなチャンスであり、これからの持続可能な発展を、政治・経済すべてに一本の串を通してやっていくことができるかどうか、シビアに考え直すいい機会になるのではないでしょうか。

小島:

そうですね。結局は、南北問題と言われていたころから根本的なことは何も変わっていませんよね。途上国と先進国の対立は根が深いものですから。

村上:

本当ですね。世界的にいわゆるグリーンエコノミーへの注目度は高まっているだけに、環境に関するビジネスが少しでも溝を埋められればよいのですが。
 経済同友会が以前集計したアンケートによると、これからの日本経済に必要なものは何かという問いに対して、実に2/3の経営者がこれからは「環境技術」が求められると答えています。太陽光発電のマーケットでも、ヨーロッパではドイツ、イタリアを中心に導入が進み、中国も急速な拡大傾向にあり、日本も実は世界で5本の指に入る大きな市場です。日本は特に、昨年の震災を受けて国民のエネルギーに対する考え方が大きく変わり、重要な政策も決まりますから、今年はエネルギー転換の重要なタイミングになりますね。

小島:

震災から一年、リオの地球サミットから20年、節目の年になるのでしょうか。気候変動枠組み条約に始まり京都議定書、その枠組みでこれまで動いてきましたが、その枠をそろそろ次の段階に移していかなければならない時期に来ていると言えますよね。

最後になりますが、お仕事をされていて喜びを感じる瞬間はどんな時ですか?

村上:

やはり一番は、誌面を通じで環境の技術や製品をユーザーと結びつけることができた時ですね。誌面を見たユーザーから問い合わせが入り納品につながった、誌面をきっかけにして認知度が上がりなんらかの受賞につながった、など実際に様々な声が届けられます。営業現場でも取材記事や広告を営業ツールとして利用していただく場合も多く、現場の結びつけをもっとできるような誌面づくりをしていきたいと思っています。ほかには、例えば電車の中で読んでいる方をお見かけした際、書店で立ち読みしていた方がレジに向かう瞬間など、実際の読者に出会えた時はいつでも本当に嬉しいです。これからも求められる誌面作りをしていくために、可能な限り現場のニーズを拾い、誌面を通じて、環境市場の拡大に少しでも力になれればと思います。

村上さん&コジさん

次回は、出版界から見た太陽光発電市場、今後注目される話題など、「環境ビジネス」編集長ならではの視点でお話しいただきます。お楽しみに!

投稿時刻 11:52 | 個別ページ
2012年04月02日(月)

第6回:NPO法人「共存の森ネットワーク」森山紗也子さん編vol.2

コジさんエコロジスト対談/NPO法人「共存の森ネットワーク」森山紗也子さん編vol.1

森と人の暮らしをつなぐNPO法人「共存の森ネットワーク」より、森山様をお迎えしての対談第二弾です。

小島:

森山様は「共存の森ネットワーク(以下 共存の森)」の中で、具体的にどのようなお仕事をされているのですか?

森山:

私の仕事は、主に「聞き書き甲子園」の運営サポートです。「聞き書き甲子園」は年々規模が大きくなっていて、参加の高校生も毎回100名という大所帯です。関係各所をとりまとめての会議や、高校生たちを一同にあつめての研修会、そのための資料の準備などです。それから、高校生と名人の間に入ってやりとりのサポートをしたりもします。
名人の方言がわからないなどの理由で高校生たちが話を理解できないことがありますし、中には「アポイントを取るために電話をしているのですが、何かのセールスと勘違いされてすぐに電話を切られてしまうのですが、どうしたらいいでしょうか。」というような笑い話のようなケースもあるので、その都度ひとつひとつ対応しています。
小島:
たしかに関わる人が多ければ多いほど、さまざまな要望があるでしょうし、丁寧な対応が求められるのでしょうね。
小島:
森山様が「共存の森」に入られたきっかけを教えてください。
森山:

私の父が、職人兼デザイナーのような仕事をしていたこともあり、幼いころから物作りの環境がとても身近なものでした。ですから、そういう職人のような人たちに親近感を覚えていたのですが、そういう人たちが優れた技能や芸術性を持っていながら自ら発信したり声を上げたりすることを苦手としている場合が多いことを感じていました。世の中には、そういう職人たちの手仕事に興味を持っている人も多数いて、ニーズがあるのになかなか繋がらないとも感じていました。その懸け橋になることができたらいいなと、ずっと思っていました。
 大学生の頃、損保ジャパンが企画している「CSOラーニング制度」というインターン制度を利用して、いくつかのNPOと関わる機会を得ました。その中で、「共存の森」の「聞き書き甲子園」の事業を知り、興味を持ったのがきっかけです。それまでは仕事としてNPOに関わるという選択肢は私にはなかったのですが、一年間「共存の森」にインターンとして関わり、「聞き書き甲子園」を経て変わっていく学生たちに触れる機会を得て、純粋に感動したんです。名人譲りなのか、学生たちのゆったりと他者を受け入れる抱擁力、出会った感動を素直に受け入れていく素朴な人柄など、要はこの活動に関わる人々に惚れこんでしまったというわけです。

そして、「聞き書き甲子園」では、話を聞く相手は職人に限られてはいませんが、声を上げることもなく地道に頑張っている人たちにスポットをあてていくことができる事業だと感じて「共存の森」へ入ることに決めました。
職人や、名人たち、かつてお世話になったことのある農家の方など、自然を相手にしている人たちの、仕事や暮らしに対する考え方にも、感銘を受けました。学生時代に農家に一ヶ月間お世話になったことがあったのですが、自然環境や気象に左右されながら一年を通して作物を育てていく農業に従事されている方というのは、物事を長いスパンで考えていると感じました。例えば、台風が来ると分かればビニルハウスの強化などできうるかぎりの対策をするけれど、それでも作物がだめになったとしたら、それはもうしようがない、それでもまたその場所で作物を作ることができるし、来年再来年へ向けてやっていこうと気持ちを前向きに切り替えていく。自然を受け入れて、自分たちが生きる場所にしっかりと根を張っているからこそ生まれる心のゆとり、落ち着きに、その頃の私は驚きました。

小島:

今年だめでも、来年があるという風に考えて仕事をするというのは、結果をすぐにもとめられがちな企業での仕事とは全く異なる仕事観ですよね。

森山:

同じような感覚が、物作りをしている職人や名人たちにもあって、例えば100年かけて森を作る名人などは森の一部として自分の存在をとらえていたり、職人たちはその季節に合った材料、その材料にあった道具などを選び、その時季を待って何かを作っていたりします。短い時間の中で成果を求められるのではなく、どっしりと物事を考えていくその安心感に惹かれますね。その感覚に、たくさんの人に触れてもらい、感じてもらいたいと思って活動しています。

小島:

私たちも太陽光発電を販売している立場ですが、これからの太陽光発電の未来のために何をしなければならないか、次のビジョンを考えていかなければならない時期に入っています。現在は、太陽光発電は時代の追い風を受けて右肩上がりの成長をしていますが、そのために日々の仕事に追われているような気持ちになることがあります。農業のように、この畑では先にこれを植え、次はこれ、その次はこれというように考えながら畑を回していくように、ずっと先のことまで考えていかなければなりませんよね。

森山:

右肩上がりの成長曲線も大事だと思いますが、循環させていくサークルのような曲線を描いていくことも大切なことなのではないでしょうか。参加してくれている高校生や学生たちには、成長はすばらしいことだけれど、「足るを知る」という言葉があるように、自分の暮らしの満ち足りた部分に目を向けて、その中で豊かに暮らすということができるという意識も持ってもらいたいと考えています。半農半Xなどでも提唱されていますが、さまざまな働き方をしながら、無理のない範囲で農業や自然と関わり生きていくという選択肢があるということを多くの人に知ってもらい、自分の身の丈に合った生活で豊かに生きていくという方向に世の中の人の意識がシフトしていけばいいという希望を持っています。

小島:
永遠に何かを求めて続けて成長を続けるということではなく、ちょうどいいころ合いを知りその中で循環させながら豊かに暮らすこと、それは確かにすばらしいことだと思います。しかし、現実には我々サラリーマンの立場からはなかなか難しいですね。でも、成長することだけにとらわれずに、今の自分の暮らしを見つめなおし、支えてくれている人たち、自然に感謝しながら暮らすことはとても大切なことだと思います。企業に働いてれば日々成長と結果を求められますから、私はボランティアや社会活動でも、その感謝を還元していきたいですね。 成長を目指して進んでいくことと、「足るを知って」満足して暮らすこと。どちらも大切で必要なことだと思います。そのバランス感覚が、これからは求められていくのではないでしょうか。
コジさん
小島:
活動の中で、感動したこと、学んだ事があれば教えてください。
森山:

高校生や大学生などと関わっているので、その彼らの変化こそが一番の感動ですね。「聞き書き甲子園」という活動は、人と関わって話を聞くことから始まります。活動を通じて名人の話を聞いているうちに、自らの問題としてさらに深く掘り下げて活動していく学生もいました。ある学生は、もともと環境活動に興味があったこともあり、度々山に行って活動していました。その集落が彼にとても合っていたようで、就職した後もどんなに仕事が忙しくなっても年に一度は通っていましたが、しばらくしてその彼は、その集落で感じたこと学んだことを自分の地元へ持ち帰り、地域のおじさんたちから話を聞いたりする活動を始めました。彼の地元は彼が望むような自然あふれる山村ではなく、自然や環境に関わる仕事ができるわけではないのですが、「地域を作る」関係性を築くことが防災や防犯にも繋がると考えるようになったそうなのです。そんな風に、関わってくれた学生がどんどん変化することが、驚きであり感動でもあります。

小島:
参加前と後では、雰囲気なども変わってきたりするのですか?
共存の森 森山さん
森山:
環境問題は今や学習教科になっていて、学生たちはよく学習しています。しかし実際の森や自然に関わったことのない子どもたちが多いですね。
森山:

知識はたくさんあっても、そこに自分がどう関わっていくのか分からず、自分の問題として考えられないのです。それが、「聞き書き甲子園」に関わると、実際に問題に直面している人に話を聞き、現場に足を運ぶので、一年間の聞き書き体験を経て帰ってきた高校生は、以前はボーっと授業を聞いていたのに、一年後には自分が聞いた名人の話が問題になっているわけですから、まったくとらえ方が違ってくるのです。日本の森、林業の問題などは、それまでは聞いてもピンとこなかったのに名人と関わった後は、「あの名人のあの森をなんとかしたい。真剣に考えていきたいです。」なんて言うようになるのです。自分のこととして真剣に考え始める時、彼らの目がきらきらして見えるんです。「目がきらきら」なんていうと笑われるかもしれませんが、私はそれが見たくて仕事をしているようなものですね。

小島:
皆、何かやらなければならないのは分かっているけれど、どうしたらいいのか分からない。教科書的な表面しか見えていなかったのが、名人から直に話を聞いたり現場に行ったりすることによって、自分の問題としてとらえられるようになるというのは素晴らしいことですよね。そういう人を社会に増やしていく活動は大きな意義があることですね。「聞き書き甲子園」はもう10年もやられているそうですから、すでに1000人はそういう人を送り出したということですから、すごいことです。
小島:
読者の中には「聞き書き甲子園」および、「共存の森」のそのほかの活動に興味を持たれる方もいらっしゃると思います。参加するにはどうしたらいいのでしょうか。
森山:

高校生でしたら「聞き書き甲子園」、大学生や一般の方は「共存の森づくり」「なりわい創造塾」に参加していただけます。募集は、こちらのホームページ(http://www.kyouzon.org/index.html)で行っていますので、ご覧いただきたいと思います。なお、「なりわい創造塾」では、年に数回公開講座も設けておりますので、お気軽に参加していただけると思います。

小島:
最後に、環境貢献に興味を持っている省エネドットコムユーザーへ一言お願いします。
森山:

環境問題は入り口にすぎないと思います。人と関わり、そこからいろいろなものと繋がっていくことが大事なのではないでしょうか。例えば、今回の原発問題を入り口にエネルギー問題に興味を持ったとき、それを持続して考えていくには、その中で関わっている人たちと実際に話をしながら問題を共有していくことが大事だと思うのです。太陽光発電にしても同じです。太陽光発電を作っている人、売っている人、使っている人、関わる様々な人に話を聞き、自分の問題として受け止める。そうすることによって、熱心にもなっていけるだろうし、環境問題の克服にも地域社会の問題の解決にも繋がっていくかもしれません。ですから、今お持ちの興味の部分を大事にして、いろいろな人と話をしてみてもらいたいと思います。

小島:
話をして、問題を共有する。そこから、問題点を見出したり解決したりしていけますからね。人と話をして、共感してもらえることが喜びになり、喜びが活力になりますからね。その力が、問題解決や何かをよりよい方向へ進めていくのには必要ですからね。
森山さん&コジさん 「共存の森」森山様のお話、いかがでしたでしょうか。森を育て、自然に育てられている人間たち、その人間たちが関わり、会話をすることで、成長していく活動は、ライフスタイルの転換期に来ている今、注目すべき活動なのではないでしょうか。
投稿時刻 16:08 | 個別ページ
2012年02月24日(金)

第6回:NPO法人「共存の森ネットワーク」森山紗也子さん編vol.1

コジさんエコロジスト対談/NPO法人「共存の森ネットワーク」森山紗也子さん編vol.1

今回は、森と人の暮らしをつなぐNPO法人「共存の森ネットワーク」より、森山様をお迎えしました。

NPO法人「共存の森ネットワーク」より、森山さん
森山:
「共存の森」は、活動の原点は名人にスポットを当てようという取り組みでした。
【森山さんプロフィール】
共存の森 2008年よりNPO法人共存の森ネットワークの事務局として勤務。 「聞き書き甲子園」の運営をメインに担当するほか、「共存の森づくり」の活動などをサポートする。

【共存の森ネットワーク】
人と自然、人と人、世代と世代をつなぎながら、 持続可能な社会づくりのために、さまざまな活動を展開。
ホームページ:http://www.kyouzon.org/
小島:

「共存の森ネットワーク(以下 共存の森)」はどのようにして始まったのですか?

森山:

「共存の森」は、活動の原点である「聞き書き甲子園」という活動があります。まずは、こちらの活動の始まりからお話ししますね。
「聞き書き甲子園」よりも前に、林野庁と国土緑化推進機構とで、森の名手・名人を毎年選定するという事業がありました。木こりや炭焼き、木材搬出者、木材加工の工芸師など、あまり知られていないけれど素晴らしい技術をもった名人にスポットを当てようという取り組みでした。そこに、「共存の森」の理事長で作家でもある塩野米松が、自らが執筆の際に行う「聞き書き」という手法を取り入れて、高校生が森の名手・名人から聞いた話を高校生自身が「聞き書き」にまとめたのが「聞き書き甲子園」の始まりです。
エコsamurai君
塩野は、若者が名人に聞いたことを「聞き書き」にしていくことによって、技術や風習の伝承ができるのではないかと考えたのです。それが今から10年ほど前で、当時は林野庁と文科省の事業として「森の聞き書き甲子園」という名称でスタートしていました。その事業を民間が受け取って継続することになり、「共存の森」の前身である「樹木・環境ネットワーク協会」が運営していましたが、「聞き書き甲子園」へ参加する高校生や、参加を体験した後の継続的な取組みとしての活動をサポートする「共存の森づくり」といった活動の規模が大きくなったために、これらの活動を主に行う団体として「共存の森」が独立した形になります。
「樹木・環境ネットワーク協会」が主に都市部に住む人が身近にある自然、例えば新宿御苑や動物園などの街中の自然に親しむ活動が中心なのに対し、「共存の森」では農村部まで出かけて行って森や山などの自然を相手に活動するといったように方向性が違ってきたことも、独立の理由の一つだったようです。
小島:
名人を発掘すること、それを高校生が聞きに行き伝承を受けて記録する。この二つを組み合わせたわけですね。
森山:

名人の技を記録として残すということが目的で始まったのですが、参加した高校生たちがその作業を通して、すごく成長するということが分かりまして、その成長の大きさに我々自身驚かされることが多くあります。さらに、名人たちも若者が真剣に話を聞いてくれることによって心境が変化するようですね。

小島:

話を聞く方も、話す方も刺激になるのですね。

森山:

名人たちにとっては、毎日の暮らしの一部となり淡々とこなしていた仕事が、高校生を驚かせ心を動かしていることが何よりの喜びのようです。職業選択の自由などなく、親の仕事を当たり前のように引き継ぎ、仕事をこなしていたように感じられていた日々こそが、実は技の伝承そのものであることを名人自身が改めて考えるのかもしれません。

小島:

職業選択だけでなく、どこに住むかも何をするのかも、親の職業を継ぐかどうかも自由になっている現代では、自分で自分の進路を決める高校生にとっては非常に有意義な時間になりますね。

コジさん
小島:
自分で自分の進路を決める高校生にとっては非常に有意義な時間になりますね。
森山:

選択肢が多いからこそ迷ってしまうのです。
「共存の森」で制作した映画『森聞き』の中で、少女がおばあさんに「仕事は好きですか?」と問いかけるシーンがあります。しかし、おばあさんにとって仕事は好きだからしているのではなく、必要だからやっていることなのです。田を耕さなくては収穫できないから、耕す。それ以外の選択肢はないのです。思えば、少女にとっては「好きなことを仕事にする」という先入観のようなものがあったのかもしれません。現代の少女たちの価値観と、おばあさんたちの世代の価値観は違うということを感じることも、少女の成長には大切なことなのではないでしょうか。

小島:
何のために仕事をするのか。好きなことをするということもそうですが、それよりもっと、自分が何をしていきたいのか、これから先の人生をどう生きたいのかということまで考えて仕事をしていくべきだと思いますね。仕事というのは、その人の暮らしだけでなく関わる多くの人にも影響を与えていくものです。ですから、自分は何をしたいのかと問いかけながら仕事を選んでいけばいいのではないでしょうか。
森山:

名人たちが幼かったころは昭和初期、ちょうど戦中だった方も多く、仕事を身につけることが生きる基盤をつくることそのものでした。仕事することが生きることに直結していて、真剣勝負だったのです。
生きるために働くという重さ、深さを、今の高校生はなかなか理解できないようですが、何かしら心に引っかかるようですね。そのとき心を動かされた高校生たちが、「聞き書き甲子園」以降も「共存の森づくり」という活動へ移行して継続的に参加しています。
その活動拠点は全国に6地域7集落存在し、地域の方々に協力していただきながら活動しています。「聞き書き甲子園」を経たメンバーが中心となり、年に数回その集落に通って地域の方と一緒に森の整備をしたり、米作りや農業などのそこに息づく暮らしを体験したり、今はもう行われていない縄ないから行ってのわらじ作りなどを体験したりしています。かつてはあったが失われつつある暮らしの伝承を受けることも活動の一つです。

共存の森 森山さん
森山:
心を動かされた高校生たちが、「聞き書き甲子園」以降も「共存の森づくり」という活動へ移行して継続的に参加しています。
小島:
とてもおもしろい活動ですね。自然を守ると一口で言っても、自然に手をつけずに放置することだけが自然保護ということではないですからね。やはり、そこで生きる「人間の暮らしを含めた自然」を守っていくということが大切なのだと、お話を聞いて改めて思いました。
森山:

今の高校生たちは、木を切るということに抵抗を感じることが多いのですが、今我々が目にすることができる農山村部などの森は、人の手によって維持されていると言ってもいいのです。20~30年成長した木は切られ、木材や燃料として利用されまた新しい木が育つ。切られてから1〜2年、そこには遮るものがないために太陽がよく当たり、山菜などの植物がよく育ち動物も集まります。そしてまた数年たつと木が成長し、また切られる日が来ます。その森ではたくさんの命が共存し、循環しているのです。その森のサイクルを守るのがそこに暮らす人々であることを、訪れた高校生たちに肌で感じてほしいと思っています。一度人間の手が入った森は、その人間たちも森の一部に組み込まれていくのです。かつては人間が整備していたのに現在は放置されてしまっている森がたくさんあります。なぜ人間が入り込めなくなってしまったのか、その理由を考えていくことも活動の重要な要素になっています。

小島:
原生林などにおいては、自然更新されていくことを重要視して人の手を入れないようにしているところもあるのかもしれませんが、たとえば、温暖化防止の面から言うと、木というのは成長する過程でCO2を吸収していくものなので、木が生えているだけではだめなんです。古くなった木は切り、木材として活用し、新しい芽を成長させて新しい森にすることによってCO2が減っていくのです。成長し循環するということが大切なのです。自然は大切、緑を守りましょうというキャッチコピーのような環境教育では、何か足りないと感じるからこそ、参加した高校生たちが驚きを感じたり心を動かしたりするのでしょうね。
昨今、持続可能性の観点から従来の消費型社会ではなく、循環型社会への変革が求められていますが、かつての日本の森や里山には循環型社会が存在していたということですよね。そこを見つめ直していくことが、これからの持続可能な循環型社会というものを考える上で非常に大事なヒントになっているような気がします。
森山:

もうひとつ、社会人を対象にした「なりわい創造塾」という活動があります。かつて大学などで環境や農業を学んだ方、週末田舎暮らしを実践したいと考えている方など、理想はあってもなかなか実現できない人がたくさんいると思います。そういう方々に向けて、いわゆる「半農半X」な暮らしを提案しています。突然農村部に移住するのではなく、週末などに農村部に出向いて農作業の大変さや農村部で抱えている問題などに向き合ってもらい、それらの体験を経る中で、移住も選択肢の一つにしてもらいつつ、ゆくゆくは自給自足を、さらにはエネルギーですら自分たちで賄っていけるような人材を輩出していきたいと考えています。
月に一度農村部に通い、さまざまなプログラムを組み活動しています。主に20〜30代が中心ですが定年後の再スタートと考えて参加してくださっている方もいます。今年は埼玉県小川町で行っていて、つい先日の回では森に入り間伐を行いその木材で自然エネルギーを作るという活動をしました。

小島:
移住したい人もいれば、週末だけでいい人、年に数回だけ活動したい人など様々な人がいると思います。人によって参加できる範囲も異なりますし、気軽に参加できるフィールドを作っていくことが大切ですね。
森山:

都会に暮らしていると、農村部に出かける機会は少なくなってしまいます。たとえ一回だけでも、そこで出会ったおばあちゃんから野菜を送ってもらったりする。そんなちょっとした繋がりでも構わないと思っています。おばあちゃんにとっても、自分の仕事を応援してくれる人がいるということが励みになるでしょうし、参加者は都会では手にできないおいしい野菜を食べられますしね。
「山や森と関わる」ということ、そして「そこに暮らす人々と関わる」ということこそが我々が築いていきたいことなのです。そこで暮らす人々を介して自然と繋がっていくという関わり方こそが、自然と人間が共存していく方法なのではないでしょうか。

小島:
顔の見える付き合い、気持ちの通う付き合いができる場を提供すること、そしてその人たちと関わることが自然との関わりにつながっていくという考え、すばらしいですね。私も、渋谷で花を育てる活動「シブハナ」をやっていますが、大変参考になるお話でした。今回は、どうもありがとうございました。
森山さん&コジさん

次回は、「共存の森」での森山様の活動内容や、それぞれの活動への参加方法など詳しくお話していただきます。お楽しみに!


投稿時刻 15:48 | 個別ページ
2012年02月03日(金)

第5回:「京セラソーラーコーポレーション」大鶴倫世さん編vol.2

コジさんエコロジスト対談/第5回:「京セラソーラーコーポレーション」大鶴倫世さん編vol.2

今回は、日本の太陽光発電システムの先駆け的存在の京セラソーラーコーポレーション マーケティング部 大鶴様をお迎えしての対談第2弾です。女性ならではの視点や、太陽電池に関わる立場としての熱い思いを語っていただきました。
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【関連リンク】京セラ太陽光発電システム
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小島:

御社では、販促にキャラクターやマンガも取り入れていらっしゃるそうですね。大鶴様もその販促物に関わられているとお伺いしました。

大鶴:

きっかけは、営業現場から女性向けに分かりやすい販促資料を作って欲しいという要望があったことからでした。「太陽電池がどういうものなのか?」ということが簡単に分かるものを作ろう!と考えました。30〜40代の女性をターゲットにして、「太陽光発電とはどういうものか」、「家計への効果は?」、「環境効果はどうなの?」など、知って欲しい情報をまとめました。実はこのマンガ、最初は男性社員には不評でした。雑誌の挿絵風のいわゆる「ゆるい」イラストが、どうも男性には受け入れがたかったようですね(笑)。しかし、私を含めほとんどの女性社員は「ゆるい」イラストが気に入っており、このイラストなら女性に訴えかけられると思い、なんとかこれで進めてほしいと強く要望しました。
コジ:
太陽光発電メーカーや販売店の営業現場は男性が多いので、どうしても男性目線になってしまいがちですが、お客様は多くがご家族でお住まいです。女性である奥様に訴えかけるような女性目線がとても大切になりますよね。
コジさん
コジ:
奥様に訴えかけるような女性目線がとても大切になりますよね。
大鶴:

女性に訴えかける内容とビジュアルにはこだわりました。実は、太陽光発電のイベント運営に参加させて頂いた折りに、ある男性のお客様が太陽光発電に大変興味をお持ちになりましたので、パンフレットなどをお渡ししたのですが、その数十分後に資料をそっくりお返しに戻っていらしたことがありました。「奥さんに返してきなさいって、おこられちゃった。折角貰ったのにごめんね」と謝ってくださりました。
もう一度足をお運びいただいたことは嬉しかったのですが、奥様に受け入れられなかった印象があり、ショックを受けました。私たちは、製品に愛情を持っておりますし、自信もあります。けれども、パンフレットすら目を通すことなく却下されてしまうこともあるのだと、身をもって知りました。まずは女性がふと目をとめるようなイラストや雰囲気を出すことが大事なんだと。確かに、自分自身もかわいいイラストのパンフレットに興味がわきます。ちょっとしたきっかけでもいいので、冊子だけでも持って帰っていただきたい!と考えたのです。

「ゆるい」イラストのパンフレット

ほのぼのとした「ゆるい」イラストのパンフレット

コジ:

女性の「かわいい」という感性に訴えかけるのは、女性ならではの視点ですね。こちらのキャラクター「エコSAMURAI君」も、独特のかわいさで女性に受け入れられそうですよね。

大鶴:

エコsamurai君

こちらは、私が上司に言われて気軽に描いたものが好評を得て、本格的にデザイナーの方に依頼してキャラクターとして誕生したものなのです。まだまだ、上手く活用できていないのですが、キャラクターは、パンフレットやイベントで活躍するだけでなく、製品のイメージにも関わります。そのキャラクターがいるだけで場が明るくなるような、ほっとするようなキャラクターを目指しています。私はまとめ役としての立場もあるので、自分の感性と一般的な意見とのバランスを考えていますが、自分の「かわいい!」と思う感覚も大切に、キャラクターをきっかけに太陽光発電を知っていただければいいなと思っています。

コジ:

大鶴さまが太陽光発電の普及のために心がけていることはなんですか。

大鶴:

太陽光発電は「再生可能エネルギー」の1つとして、大きな可能性を持ったエネルギーの1つです。
自然の力を利用したエネルギーが広がっていく。それは事業を始めた当初に描いていた「夢」でした。「夢」だと思っていたことが現実になる節目に立ち会えていることに誇りを持っています。
人生で、仕事で、このような経験が出来ることは幸せですし、感謝しています。そして、太陽光発電を含む再生可能エネルギーをたくさんの場所で選択いただけたらいいなと思い、活動しています。

京セラソーラーコーポレーション 大鶴倫世さん
大鶴:
「夢」だと思っていたことが現実になる節目に立ち会えていることに誇りを持っています。
コジ:
私もこの仕事をしてもうすぐ10年ですが、太陽光発電に関わる人は大鶴さまのような思いを抱いて仕事をしている人が多いですよね。太陽光発電は単なる商品ではなく、自分たちの気持ち、思いを売っているようなところがありますからね。
最後に、これから太陽光発電を検討されている方にメッセージをお願いします。
大鶴:

ご検討されている方は、ある程度の情報収集をされていることと思いますが、ぜひ販売員や実際に製品を使用している方から話を聞いていただきたいと思います。販売店に相談して、多くの製品の中から自分の生活と家の屋根に一番合ったものをじっくり選んでいただきたいのです。
京セラの太陽光発電は、多くのラインアップを取りそろえておりますし、お客様のお家の屋根にどのようにフィットさせるか、ライフスタイルに合わせた最適なシステムを考えてご紹介することを第一に考えておりますので、わからないことや不安なことはお気軽にご相談ください。きっと、お客様一人ひとりにぴったりの製品が見つかると思います。

大鶴倫世さん&コジさん
<第5回対談・編集後記>

大鶴様には二回にわたり、太陽光発電の販売に関わる立場から見た製品・会社へ思いや信念をお聞きしました。女性ならではの観点の施策や現場から学んだ事など、実際に関わられているからこその貴重なお話をうかがえ、非常に意義のある対談となりました。お忙しいなか、取材にご協力いただき、ありがとうございました!



投稿時刻 15:46 | 個別ページ
2011年12月28日(水)

第5回:「京セラソーラーコーポレーション」大鶴倫世さん編vol.1

コジさんエコロジスト対談/第5回:「京セラソーラーコーポレーション」大鶴倫世さん編vol.1

今回は、日本の太陽光発電システムの先駆け的存在の京セラより国内の総販売元、京セラソーラーコーポレーション マーケティング部の大鶴倫世さまをお迎えしての対談です。

小島:

さっそくですが、御社についてご紹介お願いします。

大鶴:

京セラの特徴は住宅用や公共産業用分野において、製造、販売、アフターサービスまですべてを自社で行なっていることです。住宅用太陽光発電システムの販売、系統連系システムの開発も日本で初めて行い、太陽光発電の部門では長い実績があることが強みです。太陽光発電システムは10年、20年と長きに渡って使用していきます。それだけに品質が重要になってきます。 京セラでは、実際に27年前に工場に設置したものが今でも稼働しており、確かな実績に自信をもっております。国内での住宅用の販売も19年目になり、その歴史と品質こそが京セラの強みです。
京セラソーラーコーポレーション 大鶴倫世さん
大鶴:
販売にあたっては、四つの品質を大切にしています。
【大鶴さんプロフィール】
京セラ太陽光発電システム 株式会社京セラソーラーコーポレーション マーケティング部にて販売促進としてwebサイト、展示会、販促などを行う。 京セラの太陽光発電WEBサイトを担当

京セラ太陽光発電システム
http://www.kyocera.co.jp/solar/
コジ:
御社はまさに太陽光発電システムの先駆けともいえますからね。初期の頃から太陽光発電の販売をされていますが、普及のために特に力を入れて取り組まれていることはありますか?
大鶴:

メーカーとして、一番大切なことはやはり技術開発ですが、販売にあたっては、四つの品質を大切にしています。ひとつは、製品品質の向上、二つ目はお客様に合った提案をする営業品質の向上、三つ目は施工品質の向上。施工に関しては、製品を売るだけではなく、きちんとした施工工事をセットにして、お客様に長く安心して使っていただきたいということですね。そして四つ目は、販売後のアフターサービスの向上です。

コジ:

太陽光発電は、品質が大事、施工が重要、そうかと思えば販売のトラブルが急増しているとの話もあり、各メーカーや販売店でも重要視する部分が違うことがありますが、そうではなくすべての要素を同じように重要視されているということですね。

大鶴:

そうです。ひとつひとつ、どれも欠けることなくトータルで品質を高めていきたいと考えています。

コジ:

これは私の感覚ですが、施工はもちろん大事ですが、「販売の品質」というのが実はとても大事だと思います。お客様の知識と、販売する側の知識にはやはり差があります。商品が世の中にでてからまだ短いので、きちんと説明しないとお客様の手元に商品がわたってから、考えていたことと違っていたということになってしまいますからね。

大鶴:

そうですね。今回の震災以降、太陽光発電の自立運転機能が注目されて、お問い合わせをとても多くいただきました。我々にとっては、太陽光発電は太陽の光があるから発電する、というのが当たり前のことですが、お客様の中には「夜は発電しないのか」「なぜ充電、蓄電できないのか」という疑問が当然のようにありました。自分が初めて太陽光発電のことを知った時の気持ちを忘れずに、お客様に正しくご理解いただけるよう丁寧に接することが大切だと感じました。

大鶴倫世さん&コジさん

コジ:
「太陽電池」という単語が、いわゆる「電池」を連想させてしまうのかもしれませんね。充電できるのか、夜も使えるのかというお問い合わせは予想以上に多いですよね。
大鶴:

将来的には蓄電が当たり前になっていくでしょうが、現状では蓄電装置にかかる何百万円というコストを、節約できた電気代で賄いきれないということもあり、今の時点ではお客様にはより安価にご提供できることを優先にしています。震災後は特に蓄電の需要が高まっているので、開発のスピードも上がってくことでしょう。

コジ:
大鶴様は、普段どのようなお仕事をされているのですか?また、仕事に対して気を付けていることや大切にしていることがありましたら教えてください。
大鶴:

業務としては、商品の拡販の為に、営業支援の構築、広告宣伝から販売促進を担当しております。具体的には、京セラの太陽光発電のウェブサイト、販売会社様向けの営業支援ウェブサイト、展示会の企画運営や、販促物の企画作成などを行ってます。

コジ:
ずいぶん幅広くお仕事されていらっしゃるのですね。大鶴様の立場は、間接的に販売に関わるとても大切なお仕事だと思います。太陽光発電という商品は知名度やイメージに左右されやすく、正しい情報や実際の発電効果などがあまり浸透していません。より多くの方に幅広く知ってもらうための活動である、「販売の支援」という仕事は実はとても重要だと私は思います。
コジさん
コジ:
「販売の支援」という仕事はとても重要だと私は思います。
大鶴:
「京セラ」の商品を多くの方に知ってもらいたいというのもそうですが、太陽光発電という商品に私が魅力を感じているということもありますね。太陽光発電は、環境や、人々の生活に貢献できるものと信じていて、これほど物があふれた今の世の中でも、キラリと光っている商品だと思っています。ですから、「太陽光発電」という商品もっと正しく知ってもらいたいです。
コジ:
これまでのお仕事で印象に残っていることがありましたら教えてください。
大鶴:
一年ほど前のことです。ある販売店様との合同イベントが某ショッピングモールで行われました。それまでは運営側の仕事が多く、販社様の営業現場に直に参加するということが出来ていなかったので、どうしても営業現場に立ちたくて、「雑用でもいいので」とお願いして無理言って参加させていただいたことがありました。お子さまの遊び相手などをしながら、営業の方の話を聞いたり、お客様と会話をして、現場に来ないと分からないことがたくさんあることに気がつきました。営業のプロというのは、お客様の知りたい情報を的確に、丁寧に、慎重に説明していて、そこにはちゃんとしたコミュニケーションが生まれていました。人と人とのつながりがあってこそ、分かっていただける商品であるということ、丁寧な説明こそが重要だ、ということがわかりました。
私たちがお客様により良い情報を伝える為には、現場の声を丁寧に拾い、改善し続けていかなければと、感じました。この経験以降、私の仕事に対する考えは大きく変わりました。営業現場の声をよく聞くことを最重要視し、より効果的な販促活動を行えるように日々改善を進めているところです。お客様により理解していただけるように、興味持っていただけるようにと、思っています。
大鶴倫世さん&コジさん
コジ:
我々販売店は、メーカーとお客様の間で商品を販売します。販売店とお客様との間にあがった話をメーカー側に知ってもらえるというのは非常にありがたいですね。販売店のマーケティングだけでなく、メーカーも一緒にマーケティングして改善していかないと、商品販売につながっていかないのではないでしょうか。
大鶴:
そうですね。また、施工の現場でも同じことが言えると思います。先日も実際に屋根に登らせて頂いて施工を見学してきたのですが、設置には数ミリ単位での計測、丁寧な調査が行われていました。屋根の上は、足場のスペースも少なく、風も強く高所で、とても怖かったです。そんな条件の中、きっちり丁寧に工事が進んでいって、どんどん太陽電池が設置されていく流れに驚きました。実際はなかなか見ることが出来ない、施工の場面もお客様に伝えたいとあらためて思いました。
コジ:
太陽光発電は屋根の上で行われているために、お客様は実際の施工の様子を確認できない場合がありますからね。最初の段階から、きちんと説明し、お客様が納得して安心して設置を決めるということが何より大切ですよね。
大鶴:

大鶴倫世さん
お客様にわかりやすく太陽光発電システムの商品の魅力をお伝えすることが私たちの仕事です。きちんと説明できることが、商品の価値を上げることにつながるのだと思います。私たちは、商品のことだけでなく、お客様の顔、営業の顔、施工担当の顔、いろんな場面の顔を想像して、その方々に喜んでいただけるような仕事をしていかなければならないと考えています。

コジ:
太陽電池は製品の品質もとても大切ですが、施工をし、備え付けられて初めてシステムとして運用できるという商品ですから、どんなに優れた製品であっても説明する側や施工する側がしっかりしていないと、システムとしての価値が下がってしまいます。メーカー、販売店、お客様、そして製品そのもの、すべてがバランス良く輪を描いてこそ、ひとつのシステムが完成するのかもしれませんね。結局は、お客様に喜んでいただける、それが一番のことですからね。
大鶴倫世さん&コジさん次回は大鶴様の信念や活動内容を具体的にお聞きしたいと思います。

<次回予告>
第5回:大鶴倫世さま編vol.2





投稿時刻 12:47 | 個別ページ
2011年10月31日(月)

第4回:コジさんの節電コラム〜冬の節電アイディア〜

節電コラム

朝晩の気温がぐっと下がって、風が冷たくなりました。日が落ちるのも早くなり、秋の深まりを感じますね。風邪がずいぶんはやってきているようですので体調管理に気をつけましょう。さて、夏には多くの人が節電に取り組み、大きな成果がありました。私も電気使用量の明細を確認したところ、7月は前年比15%、8月は16%の削減ができていました。これまでも節電しているつもりでいましたが、今年はさらに本気で取りくんだ結果です。今回は秋冬の節電へのヒントをいくつかご紹介します。寒い季節もますますがんばって節電に励みましょう!

★夏の節電効果はどれほどだったのか

東京・東北電力管内では電力消費がピークを迎える夏期において、計画停電を回避するため、大口、小口、家庭共通の需要抑制目標を▲15%で要請していました。大口については電気の使用制限も実施され、日本中が節電一色の夏になりました。東京電力の分析によると、去年と今年それぞれの最大電力消費日で比較をしたところ、大口需要(工場や鉄道など)では▲29%、小口需要(会社やスーパー、病院など)では▲19%、家庭では▲6%の削減効果がありました。大口、小口、家庭すべてを合わせると、去年より▲18%削減という結果がでています。気温が低めに推移したことにも助けられ、日本中の節電への取り組みのおかげで、9月には被災地への電気の使用制限、東京電力管内の使用制限も前倒しで解除されました。

★冬の節電の必要性

関東・東北ではこの冬も引き続き電力不足が予想されています。東日本大震災と、この秋の集中豪雨で原発だけでなく一部の水力発電所も相次いで停止しているからです。北海道電力や東京電力は、この夏は東北電力に電気の融通をすることができましたが、この冬の見通しは立っていないとのこと。東北の寒さは、体の芯まで冷えるつらいものです。被災地にも厳しい冬になることでしょう。少しでも痛みを分かち合い、皆で節電してこの冬を乗り越えましょう!

夏場は電力消費が昼間にピークをむかえるのに対して、冬の電力消費は、冷え込む朝晩と夕方に分散されるのだそう。つまり、夏よりも家庭での節電が求められるということになります。しかも、物を冷やす時よりも温めるときの方がエネルギーを多く使うので、1℃の温度設定の差が、大きな省エネ効果につながります。今回は、体を温める節電アイディアをいろいろ紹介します。ぜひ試してみてくださいね。

★環境省で実施している「チャレンジ25」で、秋・冬の節電対策のコンテンツスタート!

チャレンジ25で夏に開催していた「COOLBIZ」「みんなで節電アクション!」が 秋冬版としてリニューアルし、この秋冬の積極的な「節電」を呼び掛けています。 また、LED電球については、活用法や購入についてのご案内のほか、 灯りナビゲーター結城未来さんによる動画も公開していますのでご参考にしてみてはいかがでしょうか?

・ウォームビズ啓発ツール2011年度版ダウンロード開始!
http://www.challenge25.go.jp/practice/warmbiz/entry_sandou/

・節電情報サイト「みんなで節電アクション!」を秋冬版にリニューアル
http://www.challenge25.go.jp/setsuden/

★家庭でできる冬の節電アイディア

■こたつで節電

こたつ 冬といえばこたつ。ぬくぬく布団にすっぽり入ってみかんを食べると、とっても幸せな気分になります。そんなこたつで今年ぜひ試していただきたい省エネ方法があります。まず、敷布団の下に断熱シート(銀色できらきらしているウレタンのシートです)を敷きます。床からの冷気をシャットアウトし、こたつの熱を保温してくれるのでこたつが「弱」設定でもあたたかく感じられます。「弱」「中」「強」の3段階温度調節の場合、「強」から「中」に設定変更すると、年間(1日5時間・169日間)で電気使用量48.95kWhの省エネで、約1,080円の節約になります。

そして、こたつ布団はなるべく厚手のものを選びましょう。もしくは、毛布と重ねたり、上掛けを追加したり、とにかく布団が厚い方が保温効果が高まります。こたつ布団だけの場合と、こたつ布団に上掛けと敷布団を併用した場合を比べると(1日5時間 )年間で32.48kWhの省エネ、約710円の節約になります。※ それほど寒さが厳しくない日にはこたつのスイッチを切って、湯たんぽを2〜3個入れて布団を直接かけます。あったまった布団に足をくっつけているとぽかぽか。お試しください。

■暖房器具は置き場がポイント

暖房器具は、窓際に窓を背にして置くと、窓からの冷たい空気を温めて循環させ、効率よく部屋全体を温めてくれます。ただし窓際にはカーテンなど燃えやすいものがありますので注意しましょう。

■暖房器具の設定温度は?

家電 冬場の暖房器具の設定は20℃を目安にします。外気温度が6℃の時、エアコン(2,2kW)の暖房設定温度を21℃から20℃にした場合、使用時間を1日9時間として年間で53,08kWhの省エネ、約1,170円の節約に。また、20℃のエアコンを1日に1時間短縮した場合、年間で40.73kWhの省エネ、約900円の節約になります。ガスファンヒーター、石油ファンヒーターの場合も同じく20℃に設定するようにしましょう。同じく、21℃から20℃に下げた場合、ガスファンヒーターは年間約1,390円、石油ファンヒーターは約780円の節約になります。

■窓の断熱方法あれこれ

節電窓からの冷気を防ぐ方法で有効なのがサッシのリフォームです。断熱窓に取り換える、2重サッシにするなど、断熱には非常に効果的です。しかし、手軽であるとは言えません。そこでお勧めなのが、「窓用省エネスプレー」です。水性シリコンや界面活性剤を含むスプレー液を窓ガラスの内側に吹き付けてふき取るだけ。薄い膜ができ熱の出入りを抑えて断熱効果がアップ。冬は結露も抑えられる優れモノです。使用後は2〜4度の温度差がでるのだそう。透明で、使用前後の見た目に変化がないのでインテリアを邪魔することなく断熱効果が得られます。

■リラックスして体もポカポカ

お風呂冬はゆっくりお風呂に入って、体の芯から温まりましょう。柚子湯が体を温めてくれる効果があるのはご存知かと思います。柑橘類には保温効果があり、香りのリラックス効果もあり、冬のお風呂にはぴったりです。柚子がなくても、みかんの皮、レモンの皮でも効果があります。他にも、お家にあるものでは、お酒やお酢を少量入れると、代謝を上げてくれて、ぽかぽか体のあたたかさが長続きします。

■HOTな飲み物で、ホッと一息!?

飲み物簡単で、とても体が温まる飲み物を紹介します。

★ホットはちみつレモンジンジャー
はちみつ、レモン、生姜のすりおろしを各大さじ1(分量はお好みで調整します)入れて、熱いお湯をそそぎます。 なんといっても、冷えには生姜。体の中からあたたまります。お湯を紅茶に変えるとジンジャーティに。

★葛湯
くず粉20gに水350mlを加え、くずを溶かし火にかけるだけ。お砂糖をお好みで入れます。こちらも生姜や蜂蜜を入れたり、抹茶、紅茶などをお湯の代わりに入れたり、いろいろ応用できます。とろみがあると冷めにくいので、ゆっくり時間をかけてあったまりながら飲めます。寒いアウトドアや、スポーツ観戦に水筒にもっていくと、みんなに喜ばれますよ!

★冷え改善で体感温度アップ!

冷え症は、女性の悩みと思われていましたが、実は近年「さむがり男子」が増えているのだとか。もこもこと厚着をしては、おしゃれが台無しと薄着で我慢していたのは昔の話です。薄手でもあったかなヒートテックなどのインナーが、冬の定番になりつつあります。要は、見えないところであっためるというのがポイントです。

そこでおすすめなのが、腹巻です。女性向けにはかわいいものや大人っぽいものなどデザイン性も高く、隠れたお気に入りアイテムを持っている方も多いのだとか。男性向けにも下着と一体型の「腹巻パンツ」という商品があるのをご存じですか?スーツの下に着ていても、腹巻しているモコモコ感がなく、すっきりと決まります。スタイリッシュなデザインのものもあり、私服ではちらりと見せた着こなしも提案されているようです。おなかが温まると体全体がポカポカしてきます。今年は男性も腹巻に挑戦してみてはいかがでしょうか。体感温度は、カーディガンを重ね着してプラス2.2℃、ひざかけをかけてプラス2.5℃、ソックスを履くことでプラス0.6℃上がると言われています。※暖房の設定温度を上げる前に着るものを工夫して、省エネしましょう!

※引用元:省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典
http://www.eccj.or.jp/dict/index.html

投稿時刻 14:16 | 個別ページ
2011年09月30日(金)

第3回:節電コラム

節電コラム

先日、窓を抜ける風があまりに気持ちがいいので散歩に出かけると、遊歩道にはドングリが落ち始めていました。どんなに大変なことが起こっても季節は同じようにやってくるのですね。被災地にも、これから寒い季節がやってきます。私たちは、「できることを」コツコツ努めましょう。

今回は、秋冬の節電術をご紹介します。簡単にできることばかりですので、ぜひ試してみてくださいね。引き続き、省エネライフを楽しく送りましょう!

★秋の夜長は照明の省エネを。

電球  日が落ちるのが早くなると照明の点灯時間が長くなりますね。秋冬こそ照明の省エネを。電球が取り換え時になったら、LED電球や省エネタイプの蛍光ランプに切り替えましょう。電球の取り換えでどれほどの省エネ効果があるのかは、前々回のコラムで紹介していますのでご覧ください。そして、個々の部屋での消灯時間を短くするように心がけましょう。ちょっとの移動でもこまめに電気を消す!これが大事です。照明器具が埃をかぶっていたり汚れていたりすると、明るさが足りないように感じて他の照明もつけてしまいます。こまめにお掃除して明るさを保ちましょう。

★寒い季節は足元を温かく

冷気は下から入ってきます。そこで、簡単にできるお家を温かくする方法をご紹介します。あったかく過ごして暖房使用率を下げましょう!

■ラグ(敷物)を二枚敷く

マット  フローリングは冷気を伝えやすく、足元がしんしんと冷えてきます。秋冬はラグを敷きましょう。まず、床に近い方にウールなどの毛織物やジュータンのようなものを敷いて、二枚目に綿素材を重ねると肌触りもよく、ごろごろ寝転がってもあったかくて気持ちがいいですよ。二枚敷くことにより、冷気を通しにくく温かさを保つ役割をするので体感温度がずいぶん違ってきます。

■カーテンで断熱する

寒い地方では主流の二重ガラスは防寒にはとても効果がありますが、工事には費用もかかりますしなかなか思い切れませんよね。断熱カーテンへの取り換えも効果がありますが、こちらも安くはすみません。そこでおすすめなのが、カーテンライナーです。既存のカーテンに取り付けるだけで遮光、断熱、防音効果が期待できます。一枚1200〜1500円くらいで購入でき、簡単に取り付けられます。こちらは冬の寒さを防ぐだけでなく、夏の日差しをも遮るのでオールシーズン省エネ効果が期待できます。

■ひざかけを常備

この秋からはマイひざかけを準備してはいかがでしょうか。足元が温まると体感温度はぐっと上がります。お家ではそれぞれお気に入りのひざかけを用意して、楽しみながら暖をとりましょう。

★実際、消費電力はどれくらい違うの?

■ご飯の保温を切って、レンジでチンすると?

炊飯器  朝、一日分のご飯を炊いて、そのままずっと保温していませんか?炊飯から4時間以内に食べきる場合は保温のままで、それ以上時間が空く場合はスイッチを切り、おひつに移しておいたご飯を、食べる分だけレンジでチンする方が省エネです。例えば、家族が多く、生活パターンがそれぞれ異なる場合、何度もチンするよりは保温しておいた方がいい場合もあります。しかし、夜炊いたご飯を翌朝まで保温している場合など長時間保温している場合は、やはりご飯をおひつに移して冷蔵庫、または小分けして冷凍庫に入れておく方が、省エネです。では、実際どれほどの差があるのでしょうか。

★三菱電機蒸 気レスIHジャー炊飯器本炭釜(NJ-XWA10J)1時間あたりの保温時消費電力量:約15.6Wh×10時間−(マイナス)パナソニックスチームオーブンレンジ(NE-A263-CK)ごはん1杯(150g)のあたため時間:約1分電子レンジ消費電力:約1.43kW一日でCO20.05kg 電気代約3円の省エネです。

■暖房便座のスイッチを真冬以外(8カ月)切るのと、年間つけっぱなしと、どの位違う?

暖房便座はあったかくて気持ちのいいものですが、ないのに慣れてしまえばちょっと冷たくてもあまり気になりません。春夏はスイッチをオフするとして、秋口もスイッチを切ってもいいのではないでしょうか?真冬はやっぱり、ヒヤッとするのがつらいので12月〜3月までは暖房便座を利用することにします。それ以外の8カ月はオフするとどれくらいの省エネ効果があるのでしょうか。

★TOTOウォームレットG (TCF226) TOTOカタログより、一か月の消費電力量11.5kWh×8カ月(タイマー節電機能がついていますので、その機能を使用した場合は異なります。)年間でCO2 31.19kg 電気代約2,024円の省エネです。

■電気あんかのかわりに、湯たんぽで寝ることに

ゆたんぽ  足先が冷たいとなかなか眠りにつけないものです。電気アンカは冷え症の方にはとてもありがたいアイテムですが、これを昔ながらの湯たんぽに変えてみてはいかがでしょうか。最近はスタイリッシュな湯たんぽも発売されています。楽しみながらお気に入りを見つけてみましょう。

★コイズミソフトあんか KSA-0376 ワイドタイプ 消費電力:30W×7時 間睡眠で1日で年間でCO20.07kg 電気代約5円の省エネです。

★消費電力を測ってみよう!

 省エネ生活をはじめると、どうしたら消費電力を抑えられるのかということを、本当によく考えるようになります。こまめに電気を消したり、コンセントを抜いたり、いろいろ努力しているつもりなのに今一つ効果が表れないと感じる時もあるでしょう。そんな時は家電製品の消費電力を調べてみましょう。実際にどの機器がどれくらいの電力を使用していて、使い方によってどれくらい消費電力を抑えられるのか調べてみると、はっきりと効果を実感できるようになるでしょう。先月のコラムでも紹介しましたが、今月も消費電力を測ることのできる「エコキーパー」という商品をプレゼントしていますので、ぜひチェックしてみてください!

 こちらの「エコキーパー」という商品は、通常コンセントをプラグに差し込むと、この「エコキーパー」を経由させて消費電力を計測します。使用時間・1時間当り電気料金・累計電気料金・瞬時電力・積算電力量・CO2排出量の6項目をチェックできるすぐれものです。 エコキーパー

 誰でも、かんたんに消費電力が調べられます。(こちらの商品は、10月のプレゼントにも登場!無料診断を実施いただいた方にもれなくプレゼントしています。)

★省エネ家電への買い替えの前に

今月は、ご飯のおいしい季節ということでジャー炊飯器の省エネ家電ランキングをご紹介します。こちらは、ファミリータイプの主力5.5合炊きのマイコンタイプのランキングです。

近年人気のIHタイプ、1〜2人暮らし用の3.5合炊きから育ち盛りのお子様のいる家庭用の一升炊きのランキングは節電ネットの省エネ家電ランキングで見ることができます。買い替えの前にぜひチェックしてくださいね。

■マイコンタイプ:〜5.5合炊き
順位製品番号メーカー又は
ブランド/製品名称
年間消費電力量
(kWh/年)
1位 JBG-B100 タイガー魔法瓶/
マイコン炊飯ジャー 炊きたて
79.90
2位 SR-NF101 パナソニック/
電子ジャー炊飯器
81.00
3位 NS-WB10 象印マホービン/
マイコン炊飯ジャー 極め炊き
84.90
4位 NS-TC10 象印マホービン/
マイコン炊飯ジャー 極め炊き
85.30
5位 KS-Z101 パナソニック/
電子ジャー炊飯器
85.90
6位 KS-Z101 シャープ/
ジャー炊飯器
89.70

(節電ネットから引用)
※消費電力はメーカーカタログ値(50Hz/室内単相100V)を参考にしています。
※カテゴリごとに10位まで順位を出していますが、製品数などによっては10位より少ない場合があります。
※全メーカー、全製品が網羅されていない場合があります。
※比較数値(消費電力、年間消費電力量など)がHPなどに掲載されていない製品はランキングに入れていない場合があります
※製品ごとに機能などの違いがありますので、お求めになる時はよくご確認ください。

※消費電力及び消費電力量の数値は、電圧/周波数=100V/50Hzの場合で、メーカーサイトまたはカタログなどを参考にしています。
電気代は、消費電力(W)÷1000×時間(h)×新電力料金目安単価22(円/kwh)で計算。(端数は四捨五入) CO2排出量は、消費電力(W)÷1000×時間(h)×CO2排出係数0.339(kg-CO2/kWh)で計算。(端数は四捨五入)

※CO2排出係数0.339は、東京電力の平成20年度報告用の排出係数を利用しています。
一部参考:節電ネット

投稿時刻 16:00 | 個別ページ
2011年09月05日(月)

コジさんの節電コラム :第二回

節電コラム

猛暑日が続く夏も、もうすぐ終わり、夏の疲れがでてくるころです。まだまだ続く暑さと上手に付き合って、残暑を乗り切りましょう。今回も、無理せずできて効果のある節電方法を紹介します。毎日の暮らしにぜひ取り入れてみてくださいね!

★振り返ってみて、夏の効果的な節電は?

 サマータイムの導入や打ち水などは、夏の節電に効果がありそうな行動ですが、実際はどうなのでしょうか?たとえば、サマータイムは帰宅時間を早めるため家庭内の電力が増加するといった、研究報告がでていることをご存じでしょうか? では、何が夏の節電に効果的なのでしょうか?それは、

1 窓への日射を遮断すること
2 朝、夕方に通風換気をすること
3 エアコンの温度設定を引き上げること


この3つです。わかりきったことのようですが、地道な取り組みが最も効果的ということです。夏の節電には、夏場の電力使用の3割を占めるとされているエアコンの使用方法がカギになっていると言えます。すだれ、よしず、緑のカーテンを取り入れたり、時間をみはからって自然の風をうまく利用すると同時に、エアコンを上手に使って節電しながら暑さをしのぐことが大切ですね。 

エアコン以外でも節電でできることはたくさんあります。残暑もまだ続きます。簡単にできることばかりですのでぜひ試してみてくださいね。

★節電効果を見てみよう!

■2時間のキャンドルナイト

キャンドル 例えば2時間、ゲームをして過ごしていた夜に、電気を消してキャンドルナイトをしたとすると・・・。


ゲーム(ソニーPLAYSTATION(R)3(CECHL00)消費電力:280W)と照明(東芝ネオボールZレフランプ形電球100ワットタイプ(LW100V54W))消費電力:22W)×4とテレビ(シャープAQUOS液晶テレビ42V型(LC-42GX5)消費電力:235W)を2時間使用しないと・・・

CO2排出量0.41g電気代 約27円の節約です。

少し涼しくなってきた夏の終わりの一夜を、ご家族やお友達とご一緒に、ゆらゆらと揺れる明かりの中で過ごしてみてはいかがでしょうか。いつもより、ちょっと素敵で会話も弾むかもしれません。お友達を誘ってやれば、効果も2倍、3倍になりますね。

キャンドルの明かりの中、エネルギーの大切さ、平和、大切な人のこと・・・それぞれの思いを胸に過ごしてみるのはいかがでしょうか

※火傷・火災等につながらないよう、キャンドルの取扱いには十分ご注意ください。

■ドライヤーの前にタオルドライを

<ドライヤー>

洗濯機せっかくシャワーですっきりしても、ドライヤーで髪を乾かしている間にまた汗をかく・・・なんてことがありますよね。暑い季節は、湯冷めすることもあまりありませんので、しっかりタオルドライして自然乾燥に近い状態にしてから、ドライヤーでセットするとドライヤーを使う時間を大幅にカットできます。一回の使用を3分短縮すると一カ月で・・・
ドライヤー(テスコム ナノイオンヘアードライヤー (TID3000)消費電力:1200W)×0.05時間×30日でCO2排出量0.61g 電気代 約40円の節約です。


■洗濯乾燥は、お日さまで


<乾燥機付き洗濯機>

洗濯機夏場は、洗濯物がよく乾きます!朝干して、午後には乾燥していますね。乾燥機の出番はほとんどないと言ってもいいでしょう。お日さまを浴びた洗濯物は、とても気持ちのいいものです。この季節は乾燥機をなるべく使わないようにしましょう。乾燥機付き洗濯機で乾燥までするのと、洗濯だけするのとではどれだけ消費電力が違うのでしょうか。

★乾燥機付き洗濯機(日立ドラム式洗濯乾燥機(BD-V2200))
洗濯の消費電力:64Wh 洗濯乾燥の消費電力:約950Wh
洗濯の時間:約45分、洗濯〜乾燥までの時間:約157分
洗濯乾燥 ―(マイナス)洗濯でCO2排出量0.83g 電気代53円の節約です。

一か月では、1,500円近くの節約になります。エアコンで消費電力が上がる分、乾燥機をカットして消費電力を抑えましょう。

■冷蔵庫は、開閉回数と開閉時間を減らすポイント

<保温ポットの活用>

ポット夏は特に冷たい飲み物に手が伸びて何度も冷蔵庫を開閉します。そこで、お茶やお水は保温ポットに入れて氷を入れておくといいでしょう。開閉回数がぐっと減りますよ。

<整理整頓>

どこに何があるか一目でわかるように、冷蔵庫内はきれいに整頓しておきましょう。探し物をしている間にあっという間に冷気がにげてしまいます。買い物をして、冷蔵庫に物を入れるたびにメモに加え、冷蔵庫に貼り、使ったものから消していくようにするといいでしょう。買い物に行く前にチェックすると、うっかり買いすぎもなくなり節約になります。

★消費電力を測ってみよう!

 先月のコラムでも紹介しましたが、今月は消費電力を測ることのできる「エコキーパー」という商品をプレゼントしていますので、ぜひチェックしてみてください!

 こちらの「エコキーパー」という商品は、通常コンセントをプラグに差し込むと、この「エコキーパー」を経由させて消費電力を計測します。使用時間・1時間当り電気料金・累計電気料金・瞬時電力・積算電力量・CO2排出量の6項目をチェックできるすぐれものです。エコキーパー

 誰でも、かんたんに消費電力が調べられます。(こちらの商品は、9月のプレゼントにも登場!無料診断を実施いただいた方にもれなくプレゼントしています。)




★省エネ家電への買い替えの前に

新製品は、省エネ効果が高く、買い替えることが節電効果につながります。使える商品を買い替えるのは経済的ではありませんが、現在お使いの製品の消費電力によっては、買い替えた方がお得になる場合もあります。「そろそろ買い替えどきかなというときは、買い替えの前に、節電ネット(http://www.setsuden.net/ranking/wash/index.html)をご覧ください。省エネ家電のランキングを掲載していますので参考になると思います。

例えばこちらは、2011年7〜8月の全自動洗濯機(容量7Kg)の省エネランキングです。製品によって、消費電力も洗濯時間も使用水量も差があるのがわかります。なかなか自分ではたくさんのメーカーを比べられませんね。買い替えの際は、消費電力が小さい省エネ製品かどうかも、ぜひチェックしてみてくださいね。

■洗濯容量6kg

順位 製品番号 メーカー又は
ブランド/製品名称
標準使用水量(L) 洗濯
目安時間(分)
洗濯時
消費電力量(Wh)
1位 NA-FS60H3 パナソニック/
エコウォッシュ
89 48 76
2位 AW-60SDF AW-60SDF 東芝/
DDインバーター銀河
109 - 84
3位 AW-60GK 東芝/
全自動洗濯機
112 - 85
4位 ES-GE60K シャープ/
全自動洗濯機
80 40 98
5位 ASW-60D サンヨー/
全自動洗濯機
108 34 102

(節電ネットから引用)
※消費電力はメーカーカタログ値(50Hz/室内単相100V)を参考にしています。
※各カテゴリごとに10位まで順位を出していますが、製品数などによっては10位より少ない場合があります。
※全メーカー、全製品が網羅されていない場合があります。
※比較数値(消費電力、年間消費電力量など)がHPなどに掲載されていない製品はランキングに入れていない場合があります。
※製品ごとに機能などの違いがありますので、お求めになる時はよくご確認ください。


次回は、秋からの節電対策のご紹介です。お楽しみに!




※消費電力及び消費電力量の数値は、電圧/周波数=100V/50Hzの場合で、メーカーサイトまたはカタログなどを参考にしています。

電気代は、消費電力(W)÷1000×時間(h)×新電力料金目安単価22(円/kwh)で計算。(端数は四捨五入)
 CO2排出量は、消費電力(W)÷1000×時間(h)×CO2排出係数0.339(kg-CO2/kWh)で計算。(端数は四捨五入)


※CO2排出係数0.339は、東京電力の平成20年度報告用の排出係数を利用しています。
一部参考:節電ネット




投稿時刻 10:26 | 個別ページ
2011年08月02日(火)

コジさんの節電コラム / ご家庭でできる節電アイディア

節電コラム

今回からは、この夏の電力不足に向けて、ご家庭でできる節電アイディアをご紹介します!

★なぜ節電が必要なの?

 今、一般的に使われている電気というものは、発電したものを貯めておくことができず、必要な時に必要であろう量を予測して発電しています。つまり需要が供給を上回った時に、電力不足に陥るのです。ですから、電力が多く必要とされる時間をさけて電気を使ったり、なるべく電気を使わない生活をしたりすることが大切になります。

★時間をずらした節電が大切

 平日の9時〜20時は、公共機関や企業、工場、学校、交通機関など、多くの人が電気を使う時間帯です。この時間でなくてもできること、例えば炊飯や充電、掃除機や洗濯機の使用などは時間をずらして節電するようにするといいでしょう。そして、夏場もっとも電力消費が多くなる午後2時ごろには、とくにこまめに節電の努力をする必要があります。「節電」と一口にいっても、快適な生活をすべて我慢しなければならないわけではありません。生活のリズムを節電仕様にチェンジして、上手に節電して快適に暑い夏を乗り切りましょう。

★今すぐできる節電アイディア

■エアコンの節電

エアコン 夏の電力消費の最たるものがエアコンですが、猛暑の今年は適度にエアコンを活用しながらの節電対策が必要です。室内でも熱中症になる場合もあるので、注意しながら節電に取り組みましょう。



  • ・すだれやよしず、緑のカーテンを利用して、窓からの日差しを和らげましょう。

  • ・エアコンを付けている部屋は、なるべくドアの開閉を少なくして、温度の上昇を抑えます。

  • ・室温が28度になるように設定して、朝晩などエアコンがなくても過ごせそうなときは、扇風機を利用します。

    ただし、何度もエアコンを付けたり消したりすると、消費電力が増加しますので、注意が必要ですよ。

■キッチンでの節電

<冷蔵庫>

  • ・詰め込みすぎず、何度も開け閉めしないことが大切。冷蔵庫
  • ・保冷カーテンなどを取り入れて、開け閉めの時にも冷気を逃がさないようにしましょう。保冷カーテンは、出し入れの際に邪魔なると、かえって開閉時間が長くなることもありますので、取り入れる際は、意識してみてくださいね。
  • ・扉を開けてから物を探すことのないように、中に入っているものをメモして冷蔵庫に貼っておくと便利です。
  • ・設定温度は「強」から「中」へ。

<炊飯器>

  • ・早朝にタイマーで1日分まとめ炊きして、冷蔵庫へ。保温機能を使わずに、食べる分を食べるときに電子レンジで加熱の方が、節電になります。

<電気湯沸かしポット>

  • ・沸騰にも保温にも電気を使用します。使わないときはコンセントを抜いて、必要な時に必要な量だけお湯を沸かすようにしましょう。

<換気扇>

  • ・換気扇の消し忘れも、意外な盲点です。お料理が終わったら忘れずに消すようにしましょうね。

■リビングでの節電

<テレビ>

  • ・設定を「省エネモード」にして、輝度を下げましょう。そして何より、見ていないときはこまめに消す。これが大切です。TV


<周辺機器のDVDデッキやゲーム機>

  • ・これらの待機電力もあなどれません。使うときにコンセントを入れるようにしましょう。


<照明>

  • ・使わない部屋はこまめに電気を消す。そして、変えられる電球はLED電球に替えましょう。(LED電球の省エネ効果は、後で詳しく紹介します。)

    他にも、夏場はトイレの便座の保温を切ることや、コンセントは使わないときは抜いておくことなど、簡単に実行できることがあります。ひとつひとつ、小さなことの積み重ねが大切です。みなさんがんばりましょう!

★消費電力を測ってみよう!

 節電は、今年の夏だけに限った事ではありません。自然エネルギーが見直され、中長期的に自然エネルギーへのシフトが求められています。電気は、限られた量をみんなで分かち合って使うものです。節電はこれからもずっと求められていくことなのです。そのためにも、楽しく節電を続けていきましょう。

 そもそも、電気機器が消費する電力量をご存知ですか? 実際に計測してみると、意外なものの消費電力が多かったり、ちょっとの工夫で消費電力が下がったりすることに気がつきます。

 こちらの「エコキーパー」という商品は、通常コンセントをプラグに差し込むと、この「エコキーパー」を経由させて消費電力を計測します。使用時間・1時間当り電気料金・累計電気料金・瞬時電力・積算電力量・CO2排出量の6項目をチェックできるすぐれものです。エコキーパー

 誰でも、かんたんに消費電力が調べられます。お子さんの夏休みの自由研究にもおススメです。(こちらの商品は、8月のプレゼントで登場します。無料診断を実施いただいた方にもれなくプレゼントいたしますので、お楽しみに! )

★実際、消費電力はどれくらい違うの?

■電球を交換すると?

電球 手軽にできて、不便を感じることなくできる節電の方法に、電球の交換があります。それは、白熱電球をLED電球や電球型蛍光ランプに交換するという方法です。製品そのものの値段は、白熱電球に比べて、LED電球や電球型蛍光ランプは高価になりますが、電気代が安くなることと交換頻度を考えると、お取り換えをお勧めします。家庭の電球で取り換えられそうなところがないかチェックしてみましょう。

●白熱電球をLED電球に変えると・・・

 家庭で使用している白熱電球4個をLED電球に取り換え、1日6時間使用した場合、1日あたり消費電力 1075.2Wh 電気代 約23円 CO2排出量 0.364kg-CO2抑えられます。年間では、消費電力 392,448wh 電気代約8,634円 CO2排出量 約133kg-CO2になります。
※(白熱電球60Wの消費電力:54W(JIS規格値より)LED電球 シャープDL-LA81N(全光束60W相当) 消費電力:9.2W)

【POINT】LEDは電気代も安く、長寿命!

LED電球は、電気代が安いので点灯時間が長い、リビングや夜間も点灯させておきたい廊下などにおすすめです。また、LED電球は実売価格が高いけれど長寿命なのがメリット。白熱電球の寿命が一般的に1,000時間程度なのに対しLED電球は40,000時間と40倍も長寿命です。3,000円前後のLED電球を買って、次に取り換えるまでに白熱等は40回も交換しなければなりません。ひとつ100円としても4,000円。取り換えや買いに行く時間や手間と価格、さらに電気代を比較すると、LED電球がお得なのがわかりますね。電球型蛍光ランプも、白熱電球に比べれば省エネ効果が高く、製品価格もお手ごろなので節電には効果があります。ただ、寿命と値段のバランスからみても、長い目で見るとやはりLED電球に変えるのがおススメです。


■テレビをラジオに変えると?


ラジオ 忙しい朝の時間など、テレビをつけていても実際見ていないことが多くありませんか? でも、なんとなくニュースを聞いていたり、朝の習慣になっていたり。そんなときこそラジオです。朝の支度をしながら、一日の情報や音楽で心地いい時間を過ごせるかもしれません。朝の1時間、テレビからラジオに変えて1か月を30日として計算すると・・・。


消費電力 4,050Wh 電気代 約89円 CO2排出量 約1.37s-CO2抑えることができます。

※(テレビ:パナソニック 37v型液晶テレビ(TH-L37S2)1時間あたりの消費電力量:約143W  ラジオ:パナソニック FM-AM 2バンドレシーバー(RF-U700A) 1時間あたりの消費電力量:約8W) 

1ヶ月間使わないプリンターのコンセントを抜くと?

プリンター デジカメやパソコンからのお家プリントが主流になってきて、家庭用プリンターをお持ちのご家庭も多くなっています。ついつい、使った後コンセントを抜くのを忘れていませんか?まとめてプリントして、そのあとしばらく使わない・・・なんてことも少なくありません。1か月30日としてのプリンターの待機電力を調べてみました。 コンセントを抜くだけで

消費電力 936Wh 電気代 約20円 CO2排出量 約0.31s-CO2抑えることができます。
※ (プリンター:キヤノンPIXUS iP4600 待機消費電力:約1.3W(USB接続))

節電も、苦しくがまんしながらでは続きません。楽しんで、省エネ生活を送り、この暑さを乗り切りましょう! 次回も、すぐに実践できる節電方法と、その意外な効果をご紹介します!お楽しみに。




※消費電力及び消費電力量の数値は、電圧/周波数=100V/50Hzの場合で、メーカーサイトまたはカタログなどを参考にしています。

電気代は、消費電力(W)÷1000×時間(h)×新電力料金目安単価22(円/kwh)で計算。(端数は四捨五入)
 CO2排出量は、消費電力(W)÷1000×時間(h)×CO2排出係数0.339(kg-CO2/kWh)で計算。(端数は四捨五入)


※CO2排出係数0.339は、東京電力の平成20年度報告用の排出係数を利用しています。
一部参考:節電ネット



投稿時刻 11:26 | 個別ページ
2011年06月24日(金)

コジさんエコロジスト対談/第4回:「ステップチェンジ株式会社」松村直輔さん編 vol2

コジさんエコロジスト対談/第4回:「ステップチェンジ株式会社」松村直輔さん編vol2

今回は、地球と人とが共存する持続可能な「ライフスタイル」「価値観」「文化」を次世代の人々へつむいでいくことを理念として運営されている、ステップチェンジ株式会社の松村様をお迎えしての対談第二弾です。楽しみながらできるエコ活動の紹介、環境を軸にしたこれからの人と人との関わり方など、興味深いお話を伺うことができました。

コジ

環境に関して、人々が興味をもつポイントは無数にあると思うのですが、その一つひとつをどのようにして捉えていこうとお考えですか。

松村:

松村直輔さん
私たちは、まずはエコ関連の商品販売をスタートしました。
eco for you(エコフォーユー)というショッピングサイト(http://www.eco4u.jp/store/)を運営しており、自転車やエコ洗剤、エコバッグ、家庭用品など多数の商品を取り扱っています。 例えばエコ洗剤が選ばれる理由に、手荒れの軽減や赤ちゃんの肌のためという理由が多く挙げられます。エコ洗剤とは排水になって川に流れていっても、魚や他の生態系に悪影響を与えないような成分でできているものを指しています。肌に優しいという理由で選ばれたものが、水を汚さない、魚を殺さないという相乗効果があることを知ってもらうことも大切です。さらに水の大切さ、普段何気なく使っている水の量、水を運ぶためのエネルギーや、お湯を沸かすガスや電気のこと、そこから排出されるCO²のこと、というように連鎖的に興味を持ってもらうように促しています。1つの商品を売ることだけが目的ではなく、環境活動への啓蒙になるようにと考えています。

コジ
「エコチャレ」というサービスも、啓蒙活動の一環ですよね。
松村

エコチャレ
「エコチャレ」
そうですね。「エコチャレ」(http://www.ecoichi.com/)は、いかに楽しく省エネしてエコライフを実践できるかということをご紹介したネット上のコミュニティで、無料で体験することができます。いろいろな課題にチャレンジしてポイントを貯め、素敵なエコ商品をゲットするという、大人も子供も楽しめる内容になっています。例えば、環境家計簿をつけてCO²排出量を他のメンバーと比較したり、ランキング化して競争したりすることができます。また、「緑のカーテンを作ろう」や、「節電の方法を提案しよう」など、さまざまな課題にチャレンジし、体験談を送り、成功と認定されるとポイントを獲得できます。さらに、日常生活での「気づき」を与えるために、毎週メールマガジンを配信しています。水・ゴミ・エコライフ・環境など様々なテーマを盛り込み、少しでも多くの人を捉えるような工夫をしています。最近では原発のことにも言及し、多くの反響をいただきました。

ステップチェンジ株式会社 松村直輔さん
松村:
人と人とのつながりこそが、エコにつながるということです。
コジ
人によって、気づくポイントもモチベーションが上がるポイントも違いますから、様々な切り口での発信が求められますね。
松村

何より大切なのは楽しんで継続していくことです。「エアコンの設定温度を一度上げましょう」「水道はこまめに止めましょう」というように行為のみを啓発していても、一過的には効果があっても、継続しないことが多いのです。それよりも、例えば環境問題の映画を見ることを提案したり、本を紹介したり、または実際に水道は一分間でどれだけの水が流れるのか調べることを提案したり、トイレの洗浄の大小にどれほどの差があるのかを調べてもらったりと、関心を呼び起こし心に訴えることが継続への足がかりになると考えています。

コジ

興味を持って行動するか、言われたからその通りに行動するかでは、意識も全く違いますからね。ライフスタイルは人それぞれで、電気の使用量も違えば、車を持っているかいないか、水の使用量も家族の人数などで大きく異なります。「これをやりましょう」と方法だけを提示しても、まったく効果がない場合もあります。個人に合わせた方法を探って頂くというやり方はとても良いと思います。


「エコチャレ」では、ポイントを貯めるとどんな商品と交換できるのですか?


松村

エコバッグ、エコ洗剤、LEDライト、電力消費を計測できるワットチェッカー、ベランダ太陽光発電システム、生ごみ処理機、折りたたみ自転車などなど、ポイントに応じてさまざまなエコ製品をご用意しています。

折りたたみ自転車
折りたたみ自転車
ちなみに、この折りたたみ自転車は、メーカーと共同開発で進めたもので、自慢の一品です。車、電車、バスで移動している距離を、少しでも自転車でカバーすることができたらそれだけエネルギー消費を抑えられることになります。どうしたらもっと自転車に乗るだろうかと考えた結果、「軽い」「折りたためる」「アシスト付き」の3点に辿り着きました。この自転車は、アシスト付きでも12sしかありません。アシストなしバージョンは7sです。普通のアシスト付き自転車は23sぐらいで、電池が無くなると、その自転車の重さで漕ぐのが容易ではありません。こちらは12sしかないので電池が切れてもスイスイ進めると非常に好評です。

コジ

自転車と車の使用頻度もそうですが、都市と地方の生活ではエネルギー消費にも大きな差があるのではないでしょうか。

松村

田舎に住んでいるからエコライフだというわけではありませんからね。地方では車を一人一台持っていたり、家が広かったり、それぞれの部屋にテレビやエアコンが完備されていたりと、一人あたりのエネルギー消費が多くなりがちです。マンションなどの集合住宅では、壁と壁が隣の家とつながっていますから、暖房効果が高いので冬場の暖房費も一軒家に比べて少なくて済みます。都市部では部屋数も少ない場合が多く、都市と地方では一軒当たりのエネルギー消費には大きな差があります。家族がそれぞれの部屋で過ごすのではなく、たまには皆で1つの部屋に集まり、一家団欒の時を過ごしてみるのもいいですよ、という提案をしてみたこともあります。

松村直輔さん&コジさん

コジ
都市部では家庭内消費は少なくても、生活にまつわる間接消費が多いと聞きますが。
松村

そうですね。例えばショッピングセンターで消費される電力や、食品などを運ぶ運輸、生活に関わるエネルギー全体を見ると都市部での消費は大きくなります。私たちは家庭だけでなく、コミュニティ全体としてエネルギー消費を考えなければなりません。今後の社会では、消費者が中心になって自分が使うものに責任を持っていくことが大切です。
  先日「エコチャレ」で出した課題の一つに、「過剰包装をやめよう」というものがあります。私がよく通うパン屋での話ですが、1つ1つ丁寧に袋に入れてくれ、さらに大きな袋に入れてくれていました。そこで、私は毎回「全部同じ袋に入れてください」と言い続けると、しだいに顔を覚えられ何も言わなくても1つの袋にまとめてくれるようになりました。そしてレジに「包装をお断りの方は、一声おかけください」と表示がでるようになりました。こんな風に、消費者が声を上げることによって、提供する側に変化を与えることもできるのです。いつかこれが、「包装をご希望の方は一声おかけください」までに変わる日がくるといいのですが。

コジ
そこまでには、まだまだ時間がかかりそうですが、行動することの大切さを感じますね。
松村

「スマートシティ」「スマートグリッド」など環境用語を耳にしますが、必要なのは一人ひとりが「スマートピープル」になることです。もっと、モノや資源、環境に対して感謝の気持ちを持ち、賢く選び、考え、行動する。そのような一人ひとりの心がきっと未来を変えていくのではないでしょうか。震災以来、原子力発電に「NO」と言える人が随分と増えましたが、例えば消費者が原子力で作られた電気と、太陽光などの自然エネルギーを含む原子力以外の方法で作られた電気を選択できるとしたらどうでしょう。原子力発電の電気は確かに安いかもしれない。けれども多くの弊害をもたらしたのも事実です。消費者が、原子力発電の電気を選ばなければ、原発は必要なくなるのです。消費者が選択することにより、本当のニーズに合わせたサービスや商品が提供される社会を目指すべきだと思います。

コジ
大口需要の法人などに対しては電力の選択ができるようになってはいますが、それが個人レベルで行われるという発想ですね。太陽光発電は、個人レベルで「自分で電気を作る」ことを実感でき、環境負荷も小さい。発電のプラントはたいがい色々とメンテナンスが必要で、しかもなんらかのリスクが伴うことが多い。しかし太陽光発電は音も振動も、煙もでない。そして、どれほど発電できてどれほど使っているのかをモニターで確認できるので、エネルギーに対する感覚が変わっていくように感じます。個人レベルで意識が変化する、これが最も大切なことです。太陽光で発電しているからといって、電気を使いたいだけ使っていいわけではありませんからね。「電気は皆の限られた共有財産である」という考えがそれぞれの人に芽生えていかない限り、何も変わっていかないのです。

松村

松村直輔さん
日本には、発電可能な資源がまだまだ眠っています。太陽熱発電、地熱発電、バイオマス発電、小水力発電など。中でも地熱発電は多くの可能性を秘めていますが、地熱利用できる場所が国定公園である場合が多く、開発が進みません。日本の地熱埋蔵量は世界3位です。埋蔵されているすべての地熱を利用すれば原発は必要なくなるとも言われています。発電時にCO²を排出せず、開発までに設備投資はかかるものの、維持費は安くて済むというメリットがあります。しかし現状は、国の制約や反対運動などに阻まれ、あまり普及していません。中東からエネルギー資源をわざわざ運んでくること自体に、ものすごいエネルギーが使われている現状。100台近くのタンカーが列を連ねて、石油を運んでいるのを想像してください。それより、身近にあるエネルギーをもっと有効に活用しようではありませんか。「日本には資源がない」というイメージができあがっていて、諦めているように思います。できることをすべてやってから、足りない分は海外から輸入するというのが、本来の姿です。太陽光発電も、すべての屋根にパネルが載っているわけではない。まだまだ国内で電気を作ることができるのです。

コジ
大きな転換を迫られていますね。
松村
日本人は、細やかなニーズに対応して商品開発をするのが得意です。例えば、リモコンスイッチを押す力で発電して電波を飛ばす、という技術があります。リモコンの電池がいらなくなるというエコな技術です。こんな風に、何かを動かすために使う力を利用して発電する技術が、もっと普及するといいですよね。フィットネスジムで、大汗かいてカロリー消費しながら、エアコンをつけている矛盾・・・。あの運動量で発電してエアコンに回すようなことも技術的には可能ですよね。
コジ
技術的には可能でも、設備投資に費用がかかり普及しないのが現実ではないでしょうか。残念ながら電気を買ってエアコンを回したほうが、経費がかからないということでしょう。
松村
電気料金が安すぎるのではないでしょうか。今の電気代には原料や発電コストは含まれていても、環境破壊を修復するためのコストが含まれていません。そういったコストを含めれば電気代は高くなるはずで、電気代が高ければ、太陽光発電へ初期投資をしても、月々の電気代を自分で賄っていけるので、割に合うようになります。企業も、自然エネルギーの開発に力を入れるようになるかもしれません。
  そもそも、石油や天然ガスを燃やして残るのはCO²、原子力で残るのは何十万年も有害物質を発し続ける廃棄物です。太陽光発電では何が残るか、それは次世代でも使える発電システムという「資産」です。将来を視野に入れて考えると、同じ電気でも価値が全く違ってきます。太陽光発電の設置に、自分たちの世代では何百万円というお金がかかるとしても、子供たちにそれを残すことができます。化石燃料は悪いものしか残しませんが、太陽光はクリーンなエネルギーを発電し続けてくれます。比べ物にならないほど価値のあるものなのです。
松村直輔さん&コジさん
コジ
震災以後、多くの人が電気の大切さに気がつきました。エネルギーに対する考え方に大きな変化が生まれたのは間違いありませんね。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

松村

松村直輔さん
こちらのサイトをご覧になる方は、太陽光に関心がある方がほとんどだと思います。それだけでも素晴らしいことです。関心を持つということが、実は大きなハードルなのですから。「ともに、同じ志をもって、がんばりましょう!」と言いたいです。当社の企画「エコチャレ」(http://www.ecoichi.com)にもぜひご参加ください、楽しみながらエコを実践していきましょう。

太陽光、蓄電池など、今回の震災でさらに注目されていますが、一人でなんでもやろうとしても限界があります。そこで、コミュニティという考え方を思い出してほしいのです。誰かが作った電気を誰かが使う、という考え方にシフトしていただきたいですね。
洗濯機や掃除機をコミュニティで共有することも考えられると思います。一日でほんのわずかな時間しか使わないものは、共有できる可能性がありますね。

コジ
カーシェアリングも広まっていますしね。
松村
年々、人口は減っているのに世帯数は増え、そしてエネルギー消費量も増えています。これはつまり単純に部屋数が増えて、一人きりで過ごす人が増えているということなのです。エアコンの設定温度を一度上げることより、誰かと一緒にすごして一人で使う電気を減らすことのほうが、ずっとエコです。
コジ
環境に無関係と思えることでも、実は深いところでつながっているということでしょうか。私が活動している渋谷で花を育てる活動「シブハナ」も、実は都市生活者のコミュニティをどう作るかということを大事に考えています。
コジさん
コジ:
エコと絆。まさに今求められているテーマですね。
松村
人と人とのつながりこそが、エコにつながるということです。一人きりでいるよりも、誰かと何かを共有する。そこにあたたかな絆が生まれます。考え方の転換で、もっとエコで、もっと温かみのあるライフスタイルを提案していきたいですね。家族、地域、さらにそれ以外のコミュニティとつながっていくことがとても大切です。
コジ
エコと絆。まさに今求められているテーマですね。独自の切り口で、ライフスタイルの転換を訴える、とても興味深いお話でした。どうもありがとうございました。
松村直輔さん&コジさん

<次回予告>
次回から、「夏の節電対策に向けたアイディアコラム」をお届けいたします。
ご期待ください。

投稿時刻 11:26 | 個別ページ