秋来ぬと…
秋来(き)ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる
古今和歌集に収められた、藤原敏行の代表歌です。今日の東京は昨日までと打って変わって、はっきりと秋の気配が感じられる一日でした。特に、時折強く吹く風がとてもさわやかで、この歌の、秋になった兆しは、まだ目に見えないが、鳴る風の音の中にその気配を感じ驚く。そんな日でした。
秋といえば、芸術の秋、スポーツの秋、読書に、食欲…と様々な言葉がありますが、植物好きの私は、秋の七草を一番に思い浮かべます。春の七草に比べるとあまり知られていない(秋の七草は食べ物ではないから…?)ちょっと地味な存在ですが、いずれも素朴で美しい花ばかりです。
おみなえし 女郎花
すすき(おばな) 薄(尾花)
ききょう 桔梗
なでしこ 撫子
ふじばかま 藤袴
くず 葛
はぎ 萩
ちなみに覚え方は、頭文字から「おすきなふくは?」と覚えます。
右上の写真にあるシブハナの花壇でも先週、撫子を植えました。一緒に女郎花も植えたのですが、写真を撮りそびれてしまったので、また近々。

撫子は元々、日本各地に自生していましたが最近、野生のものはあまり見ることが出来なくなってしまいました。撫子を植える作業をしているときは、いつも以上に多くの方に声を掛けていただき、この花が最も馴染み深い花のひとつであると同時にあまり見ることが出来ない花になりつつあることを感じました。あまり見かけないのは、野生の減少と折れたり倒れたりしやすいために、花壇で植えられることが少ないからです(同じ撫子の仲間でも、背丈が低い、ヒゲナデシコや四季咲きナデシコなどはよく見かけますが)私の大好きな花でもありますし、せめてシブハナの花壇ではたくさん咲かせたいと思っています^-^

